コートジボワール共和国

令和元年8月31日
(写真1)日・コートジボワール首脳会談 日・コートジボワール首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 本31日午前10時30分頃から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,アマドゥ・ゴン・クリバリ・コートジボワール共和国首相兼予算・国有財産大臣(H.E. Mr. Amadou Gon COULIBALY, Prime Minister and Minister of Budget and State Portfolio of the Republic of Cote d'Ivoire)との間で日・コートジボワール首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,クリバリ首相は28日から30日まで開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に参加しました。

  1.  冒頭,安倍総理大臣から,2014年にコートジボワールを訪問したことに言及しつつ,ビジネス促進のためのTICAD7において,西アフリカ経済の中核国としてコートジボワールが果たした役割に感謝する旨述べました。これに対し,クリバリ首相から,「温かい歓迎に感謝する。2014年に安倍総理がコートジボワールを含む西アフリカを訪問したことは,二国間の友好関係のみならず地域全体にとって有意義であった」旨述べました。さらに,TICAD7の方向性を評価し,TICAD7の成功に祝意が述べられました。
  2.  続いて,安倍総理大臣から,二国間投資協定が交渉妥結したことは喜ばしく,両国の貿易・投資関係強化の契機としたい旨述べました。また,日・コートジボワール間で「日本企業進出に向けたビジネス環境改善委員会」を設置し,日本企業の進出を後押しする考えである旨述べました。さらに,ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の実現に向けた母子保健分野で支援する意向を表明しました。これに対し,クリバリ首相から,これまでの日本の支援に対する謝意を述べるとともに,先般,日本からの投資促進のためにジャパン・デスクを設置したことや,コートジボワール政府が日本企業とMOUを締結したことを紹介し,更なる日本からの投資に対する期待を表明しました。
  3.  この他,両首脳は安保理改革を含む国際場裡における協力や北朝鮮情勢等に関し,意見交換を行いました。

コートジボワール共和国へ戻る