バヌアツ共和国
日・バヌアツ首脳会談
平成30年5月19日

(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
本19日,午後2時26分から約26分間,安倍晋三内閣総理大臣は,第8回太平洋・島サミット(PALM8)出席のため福島県いわき市滞在中のシャーロット・サルワイ・タビマスマス・ バヌアツ共和国首相(Hon. Charlot Salwai Tabimasmas, Prime Minister of Republic of Vanuatu)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 安倍総理大臣から,本年1月にバヌアツに日本の公館を開設し,これを機会に両国関係を一層緊密化していきたい旨述べるとともに,先ほどのPALM8では海洋の安全保障,海上保安能力の向上,気候変動,防災等の地域が抱える課題について充実した議論ができた旨述べました。さらに防災能力向上のため2.5億円の無償資金協力を通じた支援を行う考えを表明し,バヌアツの持続可能な開発を引き続き支援していく旨述べました。
2 これに対し,サルワイ首相から,初訪日とそれに際する日本側のおもてなしに対する感謝が表明されるとともにPALM8が成功裏に終了したことを歓迎し,バヌアツにおける日本の公館の開設等を通じて,1981年の国交樹立以来深化してきた二国間関係を更に高いレベルに引き上げたい旨述べました。サルワイ首相から,これまでの日本の開発援助に感謝する旨述べました。
3 安倍総理大臣から,「自由で開かれたインド太平洋戦略」の下,バヌアツと連携・協力していきたい旨述べ,双方は,引き続き議論していくことで一致しました。
4 安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決に向けた協力を要請しました。更に両首脳は,国際社会における課題及び協力や北朝鮮を含む地域情勢について意見交換を行いました。