国・地域
日米韓外相会合
令和6年9月23日
現地時間9月23日(月曜日)午後1時30分頃(日本時間24日午前2時30分頃)から約30分間、米国(ニューヨーク)を訪問中の上川陽子外務大臣は、アントニー・ブリンケン米国国務長官(The Honorable Antony Blinken, Secretary of State of the United States of America)及び趙兌烈韓国外交部長官(H.E. Mr. Cho Tae-yul, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Korea)との間で日米韓外相会合を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、三者は、キャンプ・デービッドで行われた日米韓首脳会合から一年の間に、幅広い分野でグローバルに日米韓の連携が進展したことを確認しました。その上で、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序が試練を迎える中、日米韓で一層緊密に連携していくことで一致しました。
- 三者は、直近の弾道ミサイル発射を含め、北朝鮮による核・ミサイル活動の進展に対する深刻な懸念を共有するとともに、日米韓の安全保障協力を含む地域の抑止力・対処力の強化、安保理における対応や同志国との協力等について、引き続き緊密に連携することを再確認しました。さらに、上川大臣から、拉致問題について、両長官から米韓両政府の一貫した支持を改めて確認し、謝意を表明しました。
- さらに、三者は、日米韓協力の戦略的重要性を踏まえ、力による一方的な現状変更の試みを含む地域情勢や経済安全保障分野における協力等について意見交換を行いました。また、両長官からは、18日に中国の深圳日本人学校の児童1名が男に襲われ逝去された事件に対するお見舞いが表明されました。
- 三者は、日米韓の強固な連携を引き続き進めて行くべく取り組んでいくことで一致し、これまでの3か国協力の進展を踏まえて、3か国協力についての連携メカニズムの設置に向けた調整を年内の首脳会合での発表を目指して加速させることで一致しました。