大韓民国

令和元年8月21日
日韓外相会談

 21日午後2時頃(現地時間)から約40分間,日中韓外相会議出席のため中国・北京郊外を訪問中の河野外務大臣は,康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部長官と日韓外相会談を行ったところ,概要以下のとおりです。

1 まず,旧朝鮮半島出身労働者問題について,河野大臣から,韓国側の責任で,韓国による国際法違反の状態を早急に是正するよう強く求めました。

2 また,康長官から,我が国による輸出管理の見直しについて問題提起があったのに対して,河野大臣から,我が国の立場を説明しました。

3 さらに,河野大臣から,韓国国内におけるデモ,不買運動,複数の地方議会における日本企業に関する条例案の制定に向けた動き等について深い懸念を表明するとともに,韓国政府の適切な対応を求めました。

4 康長官から,東京電力福島第一原発の処理水の問題について情報提供の要請等があったのに対し,河野大臣から,韓国側への個別説明を含め,国際社会に対して透明性を持って丁寧に情報提供を行ってきているところであり,今後とも情報公開を進めていく旨説明しました。

5 その上で,双方は,今後とも,外相間を含め,外交当局間の意思疎通を継続する重要性で一致しました。


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