大韓民国

平成27年11月1日
日韓外相会談1
日韓外相会談2

 11月1日(午前10時35分頃から約50分間(現地時間)),日中韓サミット出席のためソウルを訪問中の岸田外務大臣は,尹炳世(ユン・ビョンセ)韓国外交部長官との間で日韓外相会談を行ったところ,概要以下のとおり(同席者:日本側から,石兼アジア大洋州局長ほか,韓国側から,李相徳(イ・サンドク)外交部東北アジア局長ほか)。

1 岸田大臣就任以来,9回目の日韓外相会談。9月のニューヨークでの会談に引き続き,日韓関係の前進に向け,建設的な雰囲気の中で率直な意見交換が行われた。

2 冒頭,ユン長官から,韓日中サミットという重要な機会を借りて再会できたことをうれしく思う,頻繁な意思疎通を通じた岸田大臣との信頼関係を基礎に,両国関係をより発展させるために緊密に協力していきたい,韓日中サミットが約3年半ぶりに開催され,これを機に韓日首脳会談が開催されることをうれしく思う旨の発言があった。
 これに対して,岸田大臣から,ユン長官との信頼関係をもとに共に両国の関係改善のために努力していきたい,約3年半ぶりの日韓中サミットの開催を歓迎し,議長国としての韓国のリーダーシップを評価する旨述べた。
 その上で両外相は,明日(2日)に控えた日韓首脳会談の進め方について意見交換を行うとともに,首脳会談が,今後の日韓関係の前進につながる前向きなものにすることが重要である旨一致し,その成功のために引き続き緊密に協力して準備していくことを確認した。

3 また,両外相は,日韓間の懸案に関しても意見交換を行い,岸田大臣から,「旧民間人徴用工」をめぐる裁判,日本産水産物の輸入規制強化,産経新聞前ソウル支局長の起訴の問題,竹島問題を提起した。ユン長官からは,慰安婦問題について提起があった。両外相は,日韓間の懸案について,局長協議等の場で引き続き協議していくことを確認した。

4 さらに,両外相は,本日午後(1日)から開催される日韓中サミットの成功に向け,引き続き日韓で緊密に協力していくことで一致した。


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