世界の医療事情

令和6年10月1日

1 国名・都市名(国際電話国番号)

 ブラジル連邦共和国(ブラジリア、ベレン、レシフェ、マナウス、リオデジャネイロ)(国際電話番号55)

2 公館の住所・電話番号

在ブラジル日本国大使館(毎週土曜日、日曜日休館)
住所:Embaixada do Japão no Brasil, SES Quadra 811, Lote 39, 70425-900, Brasília-DF, Brasil
電話:(61)3442-4200
Fax:(61)3242-0738
ホームページ:在ブラジル日本国大使館別ウィンドウで開く
在ベレン領事事務所(毎週土曜日、日曜日休館)
住所:Consulado do Japão em Belém, Avenida Magalhães Barata, 651, Edifício Belém Office Center, 7º andar, Bairro São Braz, 66060-281, Belém, Pará
電話:(91)3249-3344
Fax:(91)3249-1016
ホームページ:在ベレン領事事務所別ウィンドウで開く
在レシフェ日本国総領事館(毎週土曜日、日曜日休館)
住所:Consulado Geral do Japão no Recife, Av.Eng.Domingos Ferreira, 1097-7º andar, Boa Viagem, 51011-051, Recife-PE
電話:(81)3049-8300
ホームページ:在レシフェ日本国総領事館別ウィンドウで開く
在マナウス日本国総領事館(毎週土曜日、日曜日休館)
住所:Consulado Geral do Japão em Manaus, Rua Fortaleza 416, Adrianópolis, 69057-080, Manaus-AM
電話:(92)3232-2000
Fax:(92)3232-6073
ホームページ:在マナウス日本国総領事館別ウィンドウで開く
在リオデジャネイロ日本国総領事館(毎週土曜日、日曜日休館)
住所:Consulado Geral do Japão no Rio de Janeiro,Praia do Flamengo, 200-10º andar, Flamengo, 22210-901, Rio de Janeiro, RJ
電話:(21)3461-9595
Fax:(21)3235-2241
ホームページ:在リオデジャネイロ日本国総領事館別ウィンドウで開く

(注)土曜日、日曜日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので、ご覧ください。

4 衛生・医療事情一般

 ブラジルは赤道から南緯33度までの広い国土(日本の約23倍)を有しています。国土が広いがゆえに気候も熱帯雨林気候から亜熱帯気候まで幅広く、1年は概ね乾季と雨季に分かれていますが、その時期は地域により異なります。同様に、感染症の流行や医療水準も地域によって大きく違います。

 公立病院の医療費はブラジル人のみならず外国人に対しても無料ですが、待ち時間が長く、設備や衛生面で満足な医療を受けるのは困難で、在留邦人や旅行者は設備やサービスの整った私立病院を利用するのが一般的です。公立および私立の総合病院には、24時間対応の救急外来があります。眼科は独立した病院になっていることが多いです。

 国内には各種の民間医療保険会社があり、加入している保険次第で受診可能な病院や医師が異なります。一方、それらの保険に加入していない外国人はどこの私立病院や医師にもかかることができますが、医療費は高額となりますので渡航前に必ず海外旅行傷害保険に加入されることをお勧めします。診察・検査・薬局などそれぞれ個別に支払いが必要です。病院への支払いは現金・小切手・クレジットカードで行われますが、医師に直接支払う経費(診察料・手術料・麻酔費など)については、現金または小切手による支払いのみの場合もありますので、受診前に支払い方法に関して問い合わせることをお勧めします。ブラジル国内の銀行口座を有している方は電子送金などが利用できる場合もあります。

 また、私立のクリニック(個人開業医)は予約制です。予約の際、日系人医師のクリニックや一部のクリニックを除いては日本語や英語にはほとんど対応しておりませんので、ポルトガル語通訳等が必要です。

 当地は医薬分業であり、薬については市中の薬局へ行き購入することになります。24時間営業の薬局もあります。なお、処方箋なしで購入できる薬剤もありますが、抗菌薬、向精神病薬等は医師の処方箋がないと購入できません。

5 かかり易い病気・怪我

(1)デング熱

 蚊の媒介で発症するウイルス感染症の一つです。例年雨季の後半に当地でも流行し、2023/2024の雨期は首都ブラジリアの位置する連邦直轄区が最大の感染者数を記録しました。潜伏期間は3から14日で、突然の高熱、頭痛、眼を動かした際の痛み、関節痛、吐き気(嘔吐)が1週間ほど続き回復します。発熱後に痒みを伴う発疹が見られることもあります。ワクチンの開発が進んできていますが、特別な治療薬はありませんので、蚊に刺されない感染予防が最も大切です。なお、重症化し死亡する例も認められていますので、腹痛、持続する嘔吐、粘膜出血痛が見られた場合を含め、経過が芳しくない時には、迷わずに病院受診することが必要となりうる病気です。

(2)チクングニア熱

 蚊の媒介で発症するウイルス感染症の一つです。ブラジルでは2014年8月に国内初感染例が確認され、現在では国内全体で毎年感染例が発生しています。潜伏期間は1から14日で、発熱、関節痛、倦怠感等がみられます。予防接種や治療薬はありませんので、デング熱同様に蚊に刺されない感染予防が大切です。

(3)ジカウイルス感染症

 蚊の媒介で発症するウイルス感染症の一つですが、母子感染、性交渉、輸血等からも感染することが報告されています。潜伏期間は2から7日で、感染しても約5から8割が不顕性感染(症状が出ない)とも言われています。発疹、結膜炎、疲労感、頭痛、関節痛等を起こしますが、通常は重症化せず死亡することは稀です。予防接種や治療薬はありませんので、蚊に刺されないことでの感染予防が大切です。妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあります。妊婦および妊娠の可能性がある場合には、流行地への渡航を控えることを推奨します。また、筋力低下が見られた場合はギラン・バレー症候群の可能性もあり、病院受診が必要です。他の類似の感染症と同様にワクチンや治療薬はないため感染予防が重要です。

(4)オロプーシェ熱

 ヌカカ(ハエ目ヌカカ科)の媒介で発症するウイルス感染症の一つで、中南米全域で感染が確認されています。2024年にはキューバやヨーロッパでも輸入症例が確認され、同年ブラジルで世界初の死亡例も報告されています。また国内では母子感染や、脳炎等になった症例も確認されています。一般的に潜伏期間は4から8日程度とされ、発熱、頭痛、倦怠感などの症状を呈するため、上述したデング熱等との鑑別が非常に重要になりますが、ワクチンや治療薬はないため感染予防が重要です。

(5)感染性胃腸炎

 ウイルス・細菌・原虫などに汚染された食べ物や水・氷から感染し、下痢・腹痛・嘔吐・発熱などの症状を呈します。首都のブラジリアも含め乾季に発生しやすく、主な治療は脱水に対する対症療法となります。症状が強く水も飲めない場合は医療機関受診が必要です。

(6)寄生虫症

 多種の寄生虫感染症があります。医師によっては、消化器症状の患者にすぐに駆虫薬を処方することありますが、各種検査で確定診断を受けた上で治療を受けることを勧めます。不衛生なレストランなどでの生野菜などは注意が必要です。

(7)有毒生物

 蛇・サソリ・くも・毛虫などの有毒性生物による咬・刺傷事例は多く、死者も出ています。郊外でのリクレーションや野外活動では、長袖・長ズボンを着用し、藪などには近づかない方が良いでしょう。刺咬傷を受けた場合は、直ちに医療機関を受診してください。

(8)マラリア

 ブラジル北部7州(アマゾニア地域)と周辺のマラニョン及びマットグロッソ州の9州が流行地域です。マラリア原虫に感染した蚊(ハマダラカ:夜行性)に刺されて感染します。潜伏期間は三日熱マラリアの場合、おおよそ12日から17日(またはそれ以上)、熱帯熱マラリア(重症化するタイプ)の場合、おおよそ7日から14日です。潜伏期を経て、高熱、頭痛等で発症します。蚊に刺されない感染予防が非常に重要です。流行地域で発熱した場合や、流行地域から戻った後に高熱が出た場合などは、速やかに医療機関を受診し医療従事者にご自身の渡航歴を伝えてください。なお、基本的に流行地域以外では抗マラリア予防薬の内服は不要です。

(9)黄熱

 2017年に、連邦区、リオデジャネイロ州等これまで黄熱のリスクが低いとみなされていた地域でも多数の感染が発生したこともあり、2020年よりブラジル保健省はブラジル全土を予防接種推奨地域としています。黄熱は潜伏期間(3から6日)の後に高熱や筋肉痛で発症し、さらに黄疸や出血傾向など重症化した場合の致死率は20から50%とされています。感染した際の高い致死率を考慮すると予防接種を強く推奨します。日本国内での黄熱予防接種は予約制ですので十分な余裕を持って関係機関に相談する必要があります。

(10)急性肝炎

 食べ物や、水・氷から感染するA型肝炎(潜伏期間1から2か月)と血液や体液から感染するB型肝炎(潜伏期間1から6か月)などがあり、発熱・全身倦怠感・食欲不振や、黄疸が表れます。A・B型肝炎ともに予防接種があります。

(11)狂犬病

 狂犬病ウイルスに感染している哺乳動物(犬や猫など)やコウモリに咬まれて発症します。潜伏期間は一般的には1から3か月とされ、発熱、頭痛、倦怠感などの感冒様症状で発症し、同時に咬まれた部位の痛みや知覚異常も伴います。その後、中枢神経症状や筋肉の痙攣を来たし、死に至ります。現在でも有効な治療薬はなく、予防接種(暴露前接種)を受けていない場合は、咬傷後すぐに予防接種を受けること(暴露後接種)が非常に重要ですので、狂犬病が疑われる動物に咬まれた時は、すぐに傷を流水と石鹸で洗い医療機関を受診してください。

(12)シャーガス病

 吸血昆虫のサシガメが媒介する感染症です。1から2週間の潜伏期間の後に発熱や発疹で発症します。初期に治療しないと10から20年後に心臓病などを起こすことがあります。サシガメは、日中は地方の人家の土壁の割れ目などに生息し、夜間に人家内に出没し睡眠中のヒトに吸血行動をとります。なお、近年は経口感染(サシガメの糞に汚染されたフルーツジュースなどを摂取することで感染)が主体となっています。パラー州を中心として、不衛生なアサイー食品からの感染例が多いので注意が必要です。

(13)リーシュマニア症

 リーシュマニア原虫に感染したメスのサシチョウバエ(蚊をさらに小さくしたような外見です)に吸血されることにより感染します。発熱や貧血で発症する内臓リーシュマニア(潜伏期間2週間から1年)と皮膚や粘膜に潰瘍を起こす皮膚・粘膜リーシュマニア(潜伏期間1から4週間)があります。薬物療法が必要です。森林でサシチョウバエに刺されないよう注意ください。

(14)マンソン住血吸虫症

 巻き貝が生息する淡水に入った際に、皮膚から感染します。ブラジルでの慢性肝臓病の原因の一つになっています。

(15)HIV/AIDS

 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染した血液や精液などから感染します。輸血など血液製剤による感染は減少し、性交渉での感染が増えています。不特定多数の性交渉を避け、コンドーム使用などで予防してください。また、注射器の使いまわしによる汚染血液が原因の感染も起こりえますので、ご注意ください。

(16)大気汚染(PM2.5を含む)

 ブラジルは2024年に過去70年で最悪の干ばつを経験しており、結果アマゾン地域はじめブラジリアなどでも頻繁に山火事等が発生し、酷い時は首都のブラジリアでも空が煙で覆われたこともあります。咳・鼻水などの上気道症状などを発症される方も多いので、特に敏感な方はマスク等を常に携帯されておくといいかもしれません。

(17)水銀汚染

 タパジョス川(アマゾン川支流)のイタイツーバより上流には、金採掘時に精錬用に使われた水銀に汚染された地域があります。2000年頃、水銀中毒患者の発生が確認されています。

6 健康上心がけること

  1. 都市部の水道水でさえ安全ではありません。管理された浄水器の水またはミネラルウオーターを飲んでください。種々の経口感染症の予防のためにも、信頼の置けるレストランや自宅以外では、生物の摂取は極力避けてください。手洗いとうがいの励行は、どんな場所に住んでいても重要です。
  2. 暑さや乾燥のため熱中症や脱水症になりやすいので、こまめに塩分を含む水分補給を心がけてください。また、日中は紫外線が非常に強いので、サングラスや日焼け止めクリームの使用をお勧めします。
  3. 昆虫や動物を介して感染する熱帯感染症が非常に多いため、それらに刺されないような防虫対策(長袖・長ズボン・虫除け剤の使用)や、ネズミなどコウモリなどが居そうな場所には安易に近づかないなどの、予防行動が非常に重要です。
  4. 有害動物による被害は全国で発生しており、蛇(特に北部と中西部)、蜘蛛(特に南部)、サソリ(特に北東部や南東部及び連邦区)などによる刺咬傷にご注意ください。
  5. 道路の未整備や乱暴な運転により、交通事故が多発しています。

7 予防接種(ワクチン接種機関含む)

(注)狂犬病ワクチン(咬傷後のみ対応)およびポリオは、各地の保健所にて受け付けています。

(1)赴任者に必要な予防接種(成人・小児)

 日本から入国する際に、義務づけられている予防接種はありません。一般的に成人では、黄熱・A型肝炎・B型肝炎・破傷風・腸チフスの予防接種を、小児では、本邦で受けられる定期接種と任意接種のワクチンに加えて、黄熱・A型肝炎・腸チフスの接種をお勧めします。なお、黄熱ワクチンは汚染地域に旅行する10日前までに接種する必要があります(生涯有効)。

(注)黄熱予防接種について

 当地では、私立予防接種機関(有料)および各地の保健所(無料)で黄熱ワクチンの接種が可能です。ただし、国際予防接種証明書(イエローカード)を取得するにはオンライン申請が必要となります。

イエローカードの申請先:国際予防接種証明(CIVP)の取得(ポルトガル語)別ウィンドウで開く

 なお、イエローカードを所持してない場合、ブラジルから出国した際に近隣諸国へ入国出来ない場合があります。渡航先の検疫状況については、随時変更されますので厚生労働省検疫所のホームページや渡航先の在外公館ホームページなども参考にされてください。

(2)現地の小児定期予防接種一覧

 私立と公立の医療機関で接種可能なワクチンの種類やメーカーに違いがあります。公立の保健所では、外国人も無料で接種できます。

  初回 2回目 3回目 4回目 5回目
BCG 出生時        
B型肝炎(2回目以降は5価ワクチンとして接種) 出生時 2か月 4か月 6か月  
DTP(5価ワクチンとして接種) 2か月 4か月 6か月 15か月 4歳
Hib(5価ワクチンとして接種) 2か月 4か月 6か月    
ポリオ(不活化) 2か月 4か月 6か月    
ロタウイルス 2か月 4か月      
髄膜炎菌性髄膜炎(C型) 3か月 5か月 12か月    
肺炎球菌(10価) 2か月 4か月 12か月    
黄熱 9か月 4歳      
MMR(麻疹・おたふく風邪・風疹) 12か月 15か月
MMRVとして2回目
     
 麻疹 MMRとして実施      
 おたふく風邪 同上      
 風疹 同上      
A型肝炎 15か月        
水痘 15か月
MMRVとして1回目
4歳      
HPV(ヒトパピローマウイルス) 女子:9から14才の間に2回
男子:11から14才の間に2回
     

(注)5価ワクチンはDTP+B型肝炎+Hib

(3)現地校に入学・入園する際に必要な予防接種・接種証明

 入学に際しては予防接種記録の提出を求める学校が多いため、母子手帳やイエローカードなどは必ず持参されてください。なお、学校により提出様式が異なりますので、詳細に関しては各学校へ直接お問い合わせください。ちなみに、多くのインターナショナルスクールでは、英語での予防接種記録の提出に加えて、血液型の提出を求められます。

8 病気になった場合(医療機関等)

 ブラジル都市部の私立病院には最新の医療機器があり、言葉の問題を除けば一般的に安心して医療を受けることができます。ただ、体調不良時で不安な時に、言葉の問題は非常に大きくのしかかるので、事前に病院に関する情報収集をしておくことをお勧めします。一部の病院は、コンシェルジュサービスを利用することで英語通訳を利用することが可能です。1回あたりの診察料は病院及び医師により値段が異なり、検査をした場合や処置が行われた場合には別途料金がかかります。

 予約外で総合病院を受診する際は、時間にかかわらず救急外来を受診することになります。救急外来は24時間対応で、受付後に、看護師による簡単な問診を受けて診察を待ちます。診察の順番は、重症度別に待ち時間が変わるトリアージシステムが徹底されています。眼科と歯科は総合病院内にはないことが多いので、専門病院を受診されてください。

(首都)ブラジリア

(1)Hospital DF Star
所在地:SGAS 914 Asa Sul
電話:(61)3251-3100
概要:私立総合病院。小児科・産科・眼科を除いて全科に対応。婦人科疾患は悪性腫瘍のみ腫瘍内科で対応している。高級感があり、設備も最先端の物を使用している。英語を話せる医療従事者(医師を含む)や受付などの病院スタッフもいるが、コンシェルジュ(24時間365日対応)を依頼することで、受診の際に英語での通訳対応も可能となる。また、病院独自に救急車を保有しており、同病院を受診することが決まっている場合は、自宅や職場でも救急要請が可能。
(2)Hospital Santa Luzia
所在地:SHLS 716, Conj. E, Asa Sul
電話:(61)3445-6000
概要:私立総合病院。循環器(3参照)・眼科を除いて全科に対応。多少古さを感じる部分もあるが、随時リノベーションもされており清潔感があり安心して受診できる。救急外来は、成人、小児科、産婦人科で分かれていて各救急外来にトリアージの看護師が常駐している。受付はポルトガル語のみの対応となるが、コンシェルジュ(24時間365日対応)を依頼することで、受診時に英語での通訳が可能となる。また、約半分の医師は英語対応が可能。病院独自に救急車を保有しており、同病院を受診することが決まっている場合は、自宅や職場でも救急要請が可能。脳梗塞等の疾患には24時間対応し、心臓疾患は(3)が対応している。
(3)Hospital Coração do Brasil
所在地:SHLS 716, Conj. F, Asa Sul
電話:(61)3213-4090
概要:私立の心臓専門病院。(2)のHospital Santa Luziaと同一グループの心臓専門病院。敷地もHospital Santa Luziaの隣で、連絡通路でつながっている。循環器内科・心臓血管外科手術が併設され、心臓疾患に24時間対応している。(2)同様のコンシェルジュサービスを利用することで英語通訳が付き、救急車のサービスも利用可能である。
(4)Hospital HOME
所在地:SGAS 613, Conj. C, Asa Sul
電話:(61)3878-2878
概要:私立総合病院。小児科・産科はなし。特に整形外科、心臓血管外科、脳神経外科についてはリハビリセンターを含む専門病床を有している。サッカーの国内リーグや国際試合の際、救急対応病院。
(5)Instituto Hospital de Base IGES DF
所在地:SMHS Quadra 101, Área Especial
電話:(61)3550-8900-3(救急部)
概要:公立総合病院。神経循環器血管センターがあり救急患者を受け入れている他、交通外傷や銃傷の患者が搬送されている。
(6)Hospital Regional da Asa Norte - HRAN
所在地:SMHN Quadra101, Área Especial
電話:(61)2017-1900(救急外来:内線 7215、7065)
概要:公立総合病院。小児科はなく、主に有毒性生物による刺咬傷患者や熱傷患者に対応。渡航外来があり、各種予防接種も対応可能(要予約:内線7214)。
(7)Hospital Oftalmológico de Brasília - HOB
所在地:SGAS II St.de Grandes Areas Sul 607, Asa Sul
電話:(61)3442-4000
概要:私立の眼科専門病院で救急外来も有している。急患は24時間対応であるが、午前0時から8時の間は、医師は呼び出し制。受付や医師の一部は英語対応可。
(8)Centro Brasileiro da Visão - CBV
所在地:L2 Sul, Quadra 613
電話:(61)3214-5000
概要:私立の眼科専門病院で24時間対応の救急外来を有している。
(9)Gastor Sul, Dr. Hirako
所在地:SGAS 614, ED. Vitrium, Via L2 Sul, SALA 76&78, GASTROSUL
電話:(61)3346-8288
概要:日系人医師のクリニックで、専門は消化器内科。内視鏡検査(胃・大腸)も可能で、日本語での相談が出来ます。ただし、受付はポルトガル語のみの対応です。
(10)NAKANISHI Otorrinolaringologia, Dr. Nakanishi
所在地:Centro Medico Lucio Costa, SGAS 610, Lote74, Bloco 1 Sala 2-L2 Sul Asa sul
電話:(61)3366-1380、(61)99907-1380
概要:日系人医師のクリニックで、専門は耳鼻咽喉科。英語(日本語)で相談が出来ます。基本的に、受付はポルトガル語のみの対応です。
(11)Maru、Dr.Matsumoto
所在地:Ed.Golden Iffice Corporate,SGAN 915 Cj g bl c sl 5,Asa Norte
電話:(61)3034-3440
概要:日系人医師のクリニックで、専門は老年科。若い先生で、内科全般に関して日本語で相談可。
(12)Lume Odontologia、Dr.Kitamura
所在地:SEPS 710/910,Torre B,Sala 441, Centro Clinico Via Brasil , Asa Sul
電話:(61)3442-8441、WhatApp:(61)99126-2846
概要:日系人歯科医のクリニックで、日本語での相談可。予約取得時などもWhatAppで日本語を使用すれば、受付も日本語で対応してくれる。

ベレン

(1)Hospital Amazonia
所在地:Tv. 9 de Janeiro, 1267, Belem
電話:(91)3084-5422
概要:ほぼ全科に対応可能な日系総合病院。日本語を話す医師も在籍。
(2)Hospital e Pronto Socorro Municipal Mário Pinotti
所在地:Tv. 14 de Marco, 500 - Umarizal, Belém
電話:(91)3184-6343
概要:ほぼ全科に対応可能な総合病院。

レシフェ

(1)REAL HOSPITAL PORTUGUES DE BENEFICENCIA
所在地:Av. Gov. Agamenon Magalhaes, 4760, Paissandu
電話:(81)3416-1122
概要:最先端の設備が整った私立総合病院。同敷地内に一部公立病院がある。
(2)Hospital Santa Joana
所在地:Rua Joaquim Nabuco, 200 - Gracas
電話:(81)3216-6666
概要:私立総合病院。小児科も有している。
(3)HOSPITAL ESPERANCA
所在地:Rua Antonio Gomes de Freitas, 265, Ilha do Leite, Recife
電話:(81)3131-7878
概要:私立総合病院。小児科も有している。
(4)Dr. Masaichi Okazaki
所在地:(Boa Viagem Medical Center内)Rua. Visconde de Jequitinhonha, 1144, 4 andar, sala 401, Boa Viagem, Recife
電話:(81)2129-1405(直通)
概要:専門は消化器内科で、内視鏡検査も可能。日本語で相談も可。

サルバドール

(1)Hospital Alianca
所在地:Av.Juracy Magalhaes Junior, 2096, Rio Vermelho-Salvador
電話:(71)2108-5600
概要:私立総合病院。小児科も有している。
(2)Hospital Português da Bahia
所在地:Av. Princesa Isabel, 914, Barra Avenida, Salvador
電話:(71)3203-5555
概要:私立総合病院。小児科は対応不可。
(3)Hospital da Bahia
所在地:Av.Prof. Magalhaes Neto, 1541, Pituba, Salvador
電話:(71)2109-1000
概要:総合病院。小児科は対応不可。

マナウス

(1)Hospital Adventista de Manaus
所在地:Av. Gov. Danilo Areosa, 139, Dist. Industrial, Manaus
電話:(92)2123-1313、2123-1311
概要:私立総合病院。受付はポルトガル語のみ。
(2)Dra. Clara F. Shirayanagi
所在地:Rua Terezina, 95, Adrianopolis/Associacao, Manaus
電話:(92)3231-2132
概要:日系人医師(呼吸器内科専門医)で日本語が少々通じます。
(3)Fundacao de Medicina Tropical do Amazonas
所在地:Av. Pedro Teixeira, 25, Dom Pedro I, Manaus
電話:(92)2127-3555
概要:公立の熱帯疾患専門病院で、マラリアの検査・治療を無料で実施。
(4)Hospital e Pronto Socorro 28 de Agosto
所在地:Av. Mário Ypiranga 1581, Adrianópolis, Manaus
電話:(92)3643-7100
概要:公立病院としては清潔で、待ち時間も少なめ。外科、内科、整形外科の他、眼科を有している。産婦人科は対応不可。
(5)Pronto Atendimento Unimed Manaus
所在地:Av. Constantio Nery 1678, Sao Geraldo, Manaus
電話:(92)3212-2000
概要:私立総合病院。日本語は通じません。

リオデジャネイロ

(1)Hospital Copa D'or
所在地:Rua Figueireido Magalhães 875, Copacabana
電話:(21)2545-3600
概要:コパカバーナ海岸の近くにある重症外傷にも対応できる総合病院(JCI認定)。小児科専用の救急外来もある。医師や看護師はじめ、多くのスタッフは英語対応可。同地域では唯一屋上にヘリポートを有している。心筋梗塞、脳梗塞には24時間対応可。
(2)Hospital Samaritano Botafogo
所在地:Rua Bambina, 98, Botafogo
電話:(21)3444-1000
概要:JCI認定を受けている私立総合病院。少し建物の古さは感じるが、リノベーションもされており、清潔感がある。小児科や多発外傷含め各診療科の対応が可能。病院食として日本食も提供できるとのこと。医師や看護師の多くは英語対応が可。心筋梗塞、脳梗塞には24時間対応可。
(3)Casa de Saúde São José
所在地:Rua Macedo Sobrinho, 21-Humaitá
電話:(21)2538-7600、(21)3034-2001
概要:設備の整った私立総合病院。医師は英語を話します。
(4)Hospital Barra D'Or
所在地:Av. Ayrton Senna, 3079 - Barra da Tijuca
電話:(21)2430-3600
概要:設備の整った私立総合病院。医師は英語を話します。
(5)Hospital Quinta D'or
所在地:Rua Almirante Baltazar, 435 - São Cristovão
電話:(21)-3461-3600
概要:設備の整った私立総合病院。医師は英語を話します。
(6)Instituto Brasileiro de Oftalmologia - IBOL
所在地:Praia de Botafogo, 206
電話:(21)3237-9200
概要:リオデジャネイロ市内に複数の分院を有する眼科の専門病院。小児も含めて眼科疾患には24時間対応している。院内は掲示も含めて基本的にポルトガル語のみではあるが、英語を話せる医師や日系人医師も所属している。

空港クリニック(すべて24時間対応し、救急車も配備されています。)

  • ブラジリア電話:(61)-3214-6051
  • ベレン電話:(91)-3210-6111
  • レシフェ電話:(81)-3322-4197
  • マナウス電話:(92)-3652-1219
  • リオデジャネイロ
    • サントス・ドゥモン国内空港電話:(21)-3814-7500
    • ガレオン国際空港電話:(21)3398-4191、もしくは4192

10 一口メモ(もしもの時のポルトガル語)

 「世界の医療事情」冒頭ページの一口メモ(もしもの時のポルトガル語)を参照願います。

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