世界の医療事情
ガボン共和国
1 国名・都市名(国際電話番号)
ガボン共和国(国際電話国番号241)
2 公館の住所・電話番号
- 在ガボン日本国大使館(毎週土曜日、日曜日休館)
- 住所:Ambassade du Japon, Boulevard du Bord de Mer, B.P. 2259, Libreville, Gabon
- 電話:011-73-22-97、011-73-02-35
- Fax:011-73-60-60
- 時間外・休館日の緊急連絡先:077-38-73-38
- ホームページ:在ガボン日本国大使館
(注)土曜日、日曜日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので、ご覧ください。
4 衛生・医療事情一般
ガボンは、赤道をまたいで南北に広がる中部アフリカ西岸の国です。首都リーブルビルは北緯30分(1度の半分)で、ほぼ赤道の直下に位置します。日照角度が高く全土が熱帯雨林気候にあるため、年間を通じて高温多湿で、カビや細菌・害虫類の繁殖しやすい環境にあり熱帯地域のあらゆる感染症が存在します。
なかでも11月から4月の雨季は日照が強く、昼夜を問わず気温が30度前後で推移し、スコールが頻発するため降雨量が多くなります。水溜りが増えて蚊が大量発生するシーズンでもあります。一方6月から9月の乾季では一日中曇っているものの降雨量は少なくなります。昼間の直射日光が遮られるため、夜間の気温が25度以下まで低下することもあります。
ガボンは産油国であり、国民一人当たりのGDPはアフリカの中でも上位に属しますが物価は高く、首都リーブルビルにおいてもインフラ整備は遅れています。幹線道路以外では崩壊したままの舗装路や凹凸の多い未舗装路が多く、交通網も十分には整備されていません。上水道が整備されている都市部では水道水でうがいをすることはできますが、微細な沈殿物を含んでいるため飲用には適しません。濾過器を通すか煮沸後の上澄みは利用できます。停電や断水も散発します。飲食店では水や食器などの汚染状況が分かりませんので、飲用にはミネラルウォーターをお勧めします。
医療事情は、一般のガボン人が受診する都市部の公立病院でも診断能力の差が大きく、またマンパワーや設備面での不足、特に衛生観念が不十分な医療従事者が多いため、日本人が安心して受診できるレベルにはありません。地方都市や首都の総合病院では初期の感染症や軽い外傷の治療は可能ですが、停電が散発することもあり、軽症以上の治療を現地で受けることはお勧め出来ません。また専門医の数が非常に限られ、高度な治療は望むべくもないため、入院しての手術や集中治療を受けるためには先進国へ出ることをお勧めします。その場合、交通費や医療費が高額となりますので、ガボンに旅行・滞在するに当たっては、治療費用・救援者費用などで国外緊急移送までを付帯した海外旅行傷害保険への加入を強くお勧めします。特に最近では、本邦までの移送で3000万円以上を要した例もあります。都市部を離れると医療環境は極端に貧弱です。
緊急時の救急車搬送システムは首都においても機能しておらず、交通渋滞などで現場到着まで20分から60分程度かかることもあります。外出先での交通事故を含む怪我などには十二分の注意が必要です。
また当地では医薬検査分業体制となっています。検査については、医療機関で検査指示書を発行してもらい検査機関(Laboratoire)で検査を行います。検査結果を持って、再度医療機関を受診するという点が、日本とは異なります。一部、自院で検査機関を併設する医療機関もあります。薬品を購入するには街中の薬局が利用できます。医療機関で処方箋を入手し購入するほか、特殊な薬を除いて鎮痛薬や抗生物質、抗マラリア薬などは処方箋なしでも買うことができるようです。製品はフランスを中心としたヨーロッパからの輸入品がほとんどで品質の信頼性に問題はありません。ただし、常に在庫があるとは限りませんので確認が必要です。入院治療を要する場合も、医療機関によっては、患者関係者が必要な医薬品を薬局で購入して医療機関へ持参することもあります。
5 かかり易い病気・怪我
(1)脱水症・熱中症
年中高温多湿ですが、特に雨季には日中の気温が30度を超え体温近くなることもまれではありません。比較的涼しい乾季であっても、意識しないうちに発汗量が多量となるため脱水症に陥りがちです。唇の乾き具合、排尿回数の減少や尿の色が濃くなっていないかなど、自分で注意しつつ持続的な水分の補給を行ってください。脱水傾向が続くと咽頭痛や女性では尿路感染による膀胱炎を起こしやすくなりますし、尿路結石のある方では痛みの発作が起きやすくなります。熱中症の予防のため、疲労感や気分不良を感じたら風通しのよい木陰やエアコンのある場所に早めに避難し、水分を補給しながら回復を待ってください。仕事やレジャーで長時間炎天下に出る場合には必ず帽子や日傘を使用し、肌の露出部には日焼け止めを数時間毎に塗布するなどして、直射日光と紫外線への十分な対策が必要です。
アルコール類の摂取は脱水を助長しますので、飲み過ぎには注意してください。
(2)経口感染症
不潔な食べ物や飲み水などから感染し、下痢・腹痛・嘔吐が主な症状となることが多いです。原因はさまざまですが、高温多湿による食品の酸化や細菌の繁殖が一番多く、症状が軽い場合は水分補給と安静で対応できます。下痢を起こしているときには脱水傾向がより強くなりますので、積極的な水分と塩分の補給が重要です。なかには水様性の下痢が続いたり(コレラ)、血液混じりの便が出たり(細菌性・アメーバ性赤痢)、高熱を伴う場合(腸チフス)もありますので、症状が強い場合には早期に医療機関受診をお勧めします。下痢や嘔吐がマラリアの初期症状である場合もありますので注意が必要です。
外食時には特に注意を要します。生ものを避けて十分加熱されたものを食べ、また目の前で開封された飲み物以外は飲まないようにしてください。氷も不潔な水から作られた危険性があるため要注意です。屋台のような水道を持たない店舗での飲食は避けた方が無難です。その他、寄生虫やA型肝炎などの感染もまれではありません。
(3)マラリア
ハマダラカ(蚊)に媒介されてマラリア原虫が体内に侵入することで発症します。原虫は主に赤血球に寄生し、増殖した原虫が大量に血液中に放出されるときに発熱が起こり、頭痛・筋肉痛・関節痛・下痢などの症状が出ます。マラリアの種類によってはその増殖周期が一定しており「三日熱マラリア」「四日熱マラリア」と呼ばれます。ガボンで見られる大半はこのような周期性はなく不定期の発熱をもたらす「熱帯熱マラリア」です。他のマラリアと比較し重症化しやすく死亡率も高いです。原虫が寄生した赤血球同士が互いに付着しやすくなり、血栓と呼ばれる血の塊を作るのが特徴です。このためいろいろな臓器の血管が詰まって血液が流れなくなり、治療が遅れると貧血、腎機能障害、肺水腫が進んで重症化しがちです。特に恐ろしいのが脳マラリアと呼ばれる神経症状で、ここまで至れば致死率も相当に高くなります。
潜伏期間は種類によって違いますが、ガボン滞在中に蚊に刺され、およそ7日から1か月以内に発熱・頭痛・筋肉痛などの症状が出た場合には、常にマラリアの可能性を考える必要があります。熱帯熱マラリアの平均潜伏期間はおよそ9から14日と報告されています。しかしこの日にちより早く発症したとしても、他の腸チフスなどの発熱性疾患との鑑別も重要なため、速やかに医師の診察を受けてください。日本であれば最寄りの検疫所に問い合わせの上、熱帯感染症を取り扱っている病院を受診するのが理想的です。また受診の際には必ず“マラリア流行地に滞在した”旨を医師に告げてください。マラリアに対する免疫のない人は病気の進行が早く、治療の遅れは致命的な結果につながります。また治療開始が遅れるにつれ経口薬のみでは治療できず、入院して点滴治療を受ける必要性が高くなります。可能であれば症状出現から24から48時間以内に治療開始が理想的です。
予防の基本は蚊に刺されないことです。ハマダラカは主に夜間に吸血活動を行うため、日没後に外出する際には長袖・長ズボン・靴の着用、虫よけ剤の塗布を行ってください。屋内では蚊取り器や蚊帳の使用も重要です。11月から4月の雨季には特に蚊が増えますので、ひときわ注意が必要です。蚊に刺された日にちや時間を記録しておくことも診断の助けとなります。虫除けは、日本よりDEETやイカリジンの濃度の高いものが当地でも手に入ります。しかし小児ではDEETの使用制限がありますので、ご注意ください。抗マラリア薬の予防内服の是非については、訪問地・滞在期間などによって異なりますので、出発前に検疫所やトラベルクリニックに相談するか、大使館医務官までご相談ください。内陸部の高度流行地へ赴く際の治療薬の携行についても同様です。
(4)チクングニア熱、デング熱
それぞれの病原ウイルスを持つネッタイシマカ、ヒトスジシマカ(蚊)に刺されることで感染します。これらの蚊はハマダラカとは逆に昼間に吸血活動を行います。症状は両疾患とも発熱・関節痛・発疹などで、症状だけではマラリアと区別できない場合もあります。
チクングニア熱では筋肉痛・関節痛が特に激しいといわれています。また、マラリアやデング熱ではいったん治ってしまえば症状は解消するのに対し、チクングニア熱では発熱などの症状が治まっても半年近く関節痛が続くことがあるのが特徴です。
デング熱は、まれにではありますが重症化して「デング出血熱」に移行することがあり、そうなると致死率も高くなるため集中治療を必要とします。
両疾患ともマラリアのような治療薬はありません。可能な範囲で栄養補給をしつつ、解熱・鎮痛薬の使用、発汗に対する水分補給など症状に応じた治療を行って回復を待つしかありません。したがって、昼間も防蚊対策を十分に行うことが重要です。
(5)HIV(エイズ・ウイルス)感染
ガボンでは15才から49才の3.0%がHIV陽性(Worldbank、2020年)ですが、薬物治療の受診者は6割程度といわれています。HIV陽性者の血液・体液との接触や、輸血を受けるような事態を避けるために、危険な性交渉、交通事故、マラリア感染などには特に注意してください。
(6)蝿蛆症(ようそしょう、ハエウジ症)
ハエの幼虫(=うじ虫)が皮膚や粘膜から侵入し皮下組織の中で成長していく病気です。ハエが直接ヒトに接触して産みつける場合と、産卵された衣類などを介して幼虫が侵入する場合があります。幼虫が成長するとその動きを感じることもあります。虫刺され跡が赤く腫れてなかなかよくならず硬くなるのが特徴です。中心部が化膿したように柔らかければ指先で押し出すこともできますが、虫体がつぶれて傷が汚染する可能性があるため切開して幼虫を摘出する方が無難です。予防法として、衣類、タオル、寝具などの洗濯物は室内干しとし、アイロンをかけてから使用することが勧められています。
(7)アフリカ・トリパノソーマ症(睡眠病)
ツェツェバエという口吻で刺すタイプの蠅(ハエ)によって起こる「眠り病」(アフリカ・トリパノソーマ症)も森林地域において散発しています。トリパノソーマと呼ばれる原虫が体内に侵入して感染・増殖します。発熱・頭痛・関節痛から始まってリンパ節の腫れが起こり、放置しておくと種々の脳の症状が出現して昏睡に至ります。都市部を離れる際には特に防虫対策が重要です。
(8)狂犬病
イヌに限らずコウモリなども含めて全ての哺乳類が狂犬病ウイルスに感染する危険性があります。特に、弱っていたり、様子のおかしい野良犬・野良猫や野生動物には絶対に近づかないようにしてください。万が一咬まれた場合には創部を洗浄し、速やかに病院を受診し可及的速やかに追加ワクチン接種をする必要があります。いったん脳の症状を発症すると現代でもまだ救命法がありません。
(9)エボラウイルス病
ガボン北東部とコンゴ共和国北西部の一帯にはエボラウイルス病が潜在しています。ガボンでは2002年5月以来ヒトでの発症はないものの、その後もゴリラなどの霊長類では集団死が確認(2002年から2005年)されているので安心はできません。ジャングルに生息するコウモリが病原ウイルスを保持しており、感染コウモリやそこから二次感染した野生動物(サルや小型レイヨウ類)を狩猟者が捕獲し、食用にするために触れて皮膚や口から感染していると考えられています。ウイルスが感染すると潜伏期間3から21日間、平均7日間で発症します。発症初期は発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛などのインフルエンザ様症状で、その後下痢、嘔吐、黄疸、むくみなどが見られることがあります。発症3日目以降、皮膚や腸に出血症状がみられることがありますが、必ずしも多くの人に見られる症状ではありません。体液喪失が著しく高率で死亡します。患者の吐物や体液に触れることによって容易に感染が拡大し、家族単位・集落単位で発生するのが特徴的です。特効薬やワクチンについて、効果が確立したものが広く普及しているとは言えません。発生地域を封鎖して拡大を抑え込むのが対策の主眼です。
ガボンの地方道を通ると数kmごとに小集落が点在しているのに気づきますが、どの集落でも街道沿いにドラム缶を置いて、その中に立てた竿に捕獲した獲物をぶら下げる形で売りに出しているのを見かけます。弱った動物は捕獲しやすいため、非常にまれではありますが感染動物が売りに出されている可能性があります。捕獲された野生動物などに興味本位で触れないように注意してください。またコウモリの死骸などにも触れないようにしてください。
(10)その他の感染症
そのほかガボンは結核の有病率が高い国とされています。また蚊による虫刺されから(黄熱・ジカ熱・ウエストナイル熱、フィラリアなど)、飛沫から(髄膜炎菌性髄膜炎など)、経口摂取するものから(A型肝炎など)、川などの水に入り皮膚を通じて(ビルハルツ住血吸虫症など)、血液・体液への暴露から(B型肝炎・C型肝炎など)感染する疾患があり注意が必要です。
(11)事故、事件、災害対策
都市部や地方道路にかかわらず大型車が歩行者を軽視して高速運転をするため、歩行者の死亡事故・重傷事故が多発しています。地方幹線道ではカーブや上り坂など先の見えない場所でも平気で追い越しをかける車が多いため正面衝突事故が頻繁に起こり、毎回多数の犠牲者が出ています。飲酒運転も多く見られます。ガボン滞在中に遭遇しうる怪我や病気のうちでも最も確率が高く、最も重症になる危険性があります。歩行中や乗車中には、周囲に対して自分でできる最大限の注意を払うことを怠らないでください。滞在中はレジャー、スポーツに起因する事故やけが、およびひったくりや暴行被害に合わないように注意が必要です。
6 健康上心がける事
- 旅行前の各種予防接種
- 防蚊対策:長袖・長ズボン・靴の着用、虫よけ剤の塗布、殺虫剤の散布、蚊取り線香の使用、蚊帳の中での就寝
- 紫外線対策:炎天下での外出を控える、日焼け止めの塗布、帽子・サングラスの着用
- 水分補給:ペットボトルの携行、早めの十分な水分補給
- 食事前の手洗い、生水・生ものの飲食を避ける
- 動物にむやみに近づかない、触らない
- 歩行中、車や周辺の人物への注意(保安上からも)
- 十分な休養と睡眠
7 予防接種
(1)赴任者に必要な予防接種
- 入国に必要なワクチン:黄熱
- 接種すべきワクチン:A型肝炎、B型肝炎、破傷風
- 状況により接種が薦められるワクチン:狂犬病、髄膜炎菌性髄膜炎、腸チフス
(2)ガボン共和国の小児の定期予防接種
初回 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | |
---|---|---|---|---|
BCG | 出生時 | |||
ポリオ(OPV) | 出生時 | 6週 | 10週 | 14週 |
ポリオ(IPV) | 14週 | |||
5種混合(注) | 6週 | 10週 | 14週 | |
麻疹 | 9か月 | |||
黄熱 | 9か月 |
(注)5種混合:ジフテリア+破傷風+百日咳+インフルエンザ菌b型+B型肝炎
(3)小児が現地校に入学・入園する際に必要な予防接種・接種証明
児童・生徒が外国人を受け入れる学校に入学する際には、ワクチン接種証明書の提出が必要です。項目は(2)に準じます。
8 病気になった場合(医療機関等)
首都:リーブルビル
- (1)La Polyclinique EL RAPHA(ポリクリニーク・エルラファ)
- 所在地:日本大使館裏手Gros-Bouquet地区の丘の中腹、Quaben通り沿い
- 電話番号:077-98-66-60
- 概要:CTとMRIを備えた高度な医療設備を誇る私立病院(入院50床)です。
内科、神経内科、消化器内科、産婦人科、小児科、外科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科、泌尿器科、歯科があります。一部の医師は英語対応可能。 - 診察時間:月曜日から金曜日8時30分から17時、土曜日、日曜日休診。診療科により診療日は異なり、医師の交代が多く、受診前に担当医師の確認が必要です。救急は年中無休24時間体制です。
- (2)Polyclinique Dr Chambrier(ポリクリニーク・シャンブリエ)
- 所在地:市内中心部Montagne Sainte地区、AFRAM(アメリカ-フランス私立大学)の前
- 電話番号:011-76-14-68
- 概要:内科、循環器内科、神経内科、外科、小児科、産婦人科、整形外科、皮膚科、耳鼻咽喉科、泌尿器科がある私立病院(入院40床)です。一部の職員は英語対応可能。
- 診察時間:月曜日から金曜日8時から18時、土曜日8時から12時、日曜日休診。診療科により診療日は異なり、受診前に担当医師の確認が必要です。救急は年中無休24時間体制です。
- (3)L’Hôpital d’Instruction des Armées(ロピタル・ダンストルクション・デザルメ)通称Hôpital Militaire(オピタル・ミリテール)
- 所在地:PK9地区
- 電話番号:011-79-00-00
- 概要:内科、小児科、外科、整形外科、産婦人科、耳鼻咽喉科、眼科、放射線科があります。CT、MRI、マンモグラフィー、熱傷治療室を備えています。フランス軍から派遣された医師も勤務しています。
- 診察時間:月曜日から金曜日8時から15時30分、土曜日予約制、日曜日休診。診療科により診療日は異なり、受診前に担当医師の確認が必要です。救急は年中無休24時間体制です。
- (4)Polyclinique Marthenica(ポリクリニック・マルセニカ)
- 所在地:Louis地区、Bord de Mer通りからLouis地区に向かうJoseph Deemin通りに入って左手、薬局Pharmacy L’orchidee隣
- 電話番号:066-00-30-21、074-11-12-22
- 概要:内科、循環器内科、糖尿病内科、感染症内科、小児科、産婦人科、耳鼻咽喉科、があります。外来診察中心ですが、短期入院施設があります。超音波等の検査機械が揃っています。一部医師は英語対応可能。
- 診察時間:月曜日から日曜日8時から17時、救急は24時間受付。診療科により診察日は異なり、受診前に担当医師の確認が必要です。
- (5)Cabinet Médical Ludmila EDZANG(キャビネ・メディカル・ルドゥミラエザン)
- 所在地: Ancienne Sobraga地区、ユニオン新聞社近く
- 電話番号:066-26-50-20(耳鼻科、予約要)、077-97-12-23(小児科、予約要)
- 概要:耳鼻咽喉科、小児科クリニック。外来診察のみです。耳鼻科は英語対応可能。
- 診察時間:耳鼻科(月・木曜日14時から18時、火曜日・水曜日・金曜日8時から12時、土曜日・日曜日休診)。小児科(月曜日から金曜日8時30分から15時)
- (6)Cabinet Dentaire Dr.Charafe(キャビネ・ダンテール・ドクターシャラーフ)
- 所在地:Centreville地区、フランス領事事務所側のBICIG銀行の入る商業施設内
- 電話番号:011-76-30-25(予約要)
- 概要:歯科クリニック。フランス人歯科医2名、英語対応可能、小児も受診可能。
- 診察時間:月曜日から金曜日8時30分から15時、土曜日8時から12時30分、日曜日休診。
- (7)Clinique MEDIVISION(クリニーク・メディビジョン)
- 所在地:Bas de GueGue地区、Lycée Français入口
- 電話番号:011-73-78-14(予約が必要です。)
- 概要:眼科を中心とし、総合診療科、耳鼻科、精神科、検査科もあるクリニック。眼科は英語対応可能。小児も受診可能。
- 診察時間:眼科は月曜日から日曜日7時30分から17時。耳鼻科、精神科は受診可能日の確認が必要です。
- (8)Grande Pharmacie des Forestiers(グランド・ファルマシー・デ・フォレスティエ)
- 所在地:M'BOLO スーパーマーケットのアーケード内
- 電話番号:011-72-23-52、066-29-41-01
- 概要:ガボン最大の薬局でほとんどの種類の薬は揃います。一般的な抗マラリア薬や抗生物質など医師の処方箋が無くても購入可能ですが在庫の確認が必要です。ワクチンは医師の処方箋を原則要します。
- 開店時間:月曜日から金曜日8時15分から19時45分、土曜日8時30分から19時30分、日曜日9時から13時30分。
- (9)Pharmacie Sainte Marie(ファルマシー・サント・マリー)
- 所在地:M'BOLO スーパーマーケットの反対側の道路沿い
- 電話番号:011-74-00-52、066-41-41-28
- 概要:ほとんどの種類の薬は揃います。一般的な抗マラリア薬や抗生物質など医師の処方箋が無くても購入可能ですが在庫の確認が必要です。ワクチンは医師の処方箋を原則要します。
- 検査センターも併設しており、血液生化学、尿検査、便検査などができます。
- 開店時間:月曜日から土曜日7時30分から21時、日曜日8時から20時。
地方都市:ランバレネ
- (1)Hôpital Albert Schweitzer(オピタル・アルベール・シュバイツァー)
- 所在地:Hôpital Albert Schweitzer, Lambaréné(病院名がそのまま住所です)
- 電話番号:077-24-00-14
- 概要:シュバイツァー博士が診療所を営んだオグゥエ河畔に建つ総合病院です。内科、外科、整形外科、産婦人科、小児科、眼科、歯科があります。研究施設も併設されており、アフリカ各国や欧米出身の医師や研究者も所属しています。英語で対応できる職員も少数ながら勤務しています。周辺地域の中では設備は比較的整い、緊急手術などにも対応しています。
- 診察時間:診療科により診療日は異なり、受診前に担当医師の確認が必要です。救急は年中無休24時間対応です。
- (2)Centre Hospitalier Régional de Lambaréné(サントル・オスピタリエ・レジョナール・ドゥ・ランバレネ)
- 所在地:Centre Hospitalier Régional de Lambaréné(病院名がそのまま住所です)
- 電話番号:077-29-36-97、066-99-42-35
- 概要:Hôpital Canadien やCentre Hospitalier Régional Georges RAWIRIとも呼ばれています。総合診療科、内科、小児科、外科、産婦人科、整形外科、泌尿器科、眼科、口腔外科があります。周辺地域の中では設備は比較的整い、緊急手術などにも対応しています。
- 診察時間:診療科により診療日は異なり、受診前に担当医師の確認が必要です。救急は年中無休24時間対応です。
地方都市:ポールジョンティ
- (1)Hôpital de Ntchengué(オピタル・ド・ンチャンゲ)
- 所在地:市南部郊外、Lycée Thuriaf Bantsantsaのやや南
- 電話番号:011-55-23-33、011-55-23-81
- 概要:内科、外科、産婦人科、小児科、眼科、耳鼻科、歯科がある州立総合病院(入院126床)です。
- 診察時間:救急は年中無休24時間対応です。
- (2)Clinique des Assalas(クリニック・デ・ザッサラ)
- 所在地:Sobraga通り、不動産登記所の隣
- 電話番号:077-69-17-35、077-87-25-59
- 概要:内科、外科、小児科、産婦人科、眼科、耳鼻科などがあるクリニック。外来診察のみです。
- 診察時間:月曜日から金曜日7時30分から19時、土曜日7時30分から12時、日曜日休診。
地方都市:フランスビル
- (1)Hôpital Amissa Bongo(オピタル・アミッサ・ボンゴ)
- 所在地:Menaye Epila地区
- 電話番号:011-67-13-53、011-67-72-82
- 概要:内科、外科、産婦人科、小児科、皮膚科、歯科がある州立総合病院(入院162床)です。
- 診察時間:救急は年中無休24時間対応です。
9 その他の詳細情報入手先
10 一口メモ
「世界の医療事情」冒頭ページの一口メモ「もしもの時の医療フランス語」を参照願います。