世界の医療事情

エチオピア

令和2年10月

1 国名・都市名(国際電話番号)

 エチオピア連邦民主共和国(アディスアベバ)(国際電話国番号251)

2 公館の住所・電話番号

○ 在エチオピア日本国大使館 (毎週土日休館)
住所:Bole Sub-city Woreda 6. House No.431 P.O.Box: 5650 Addis Ababa, Ethiopia
電話:251-11-667-1166
ホームページ:https://www.et.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html別ウィンドウで開く

※土日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますのでご覧ください。

4 衛生・医療事情一般

 エチオピアは北緯3度から15度にまたがり、北はエリトリア、東はジブチ・ソマリア、南はケニア、西はスーダン・南スーダンに囲まれた内陸国で、総面積は日本の国土の約3倍です。

 気候は小雨季(2月~5月)、大雨季(6月~9月)、乾季(10 月~1月)に分かれます。首都アディスアベバは、標高2,400mの高地にあるため、年間を通して最高気温25℃前後、最低気温15℃前後であり、日較差があり朝晩は冷え込みますが、その緯度に比して過ごしやすい気候です。また、広大な国土は高低差に富み平均気温が50℃と極めて暑い地域もあります。

 当国の衛生事情はその経済発展とは裏腹に世界的にみてもきわめて未発達と言えます。最大の人口を擁し急速に発展する首都の都市計画においてさえ、衛生環境が考慮されぬままビルや道路の建設が優先され、上下水道配備が遅れますので「安全な水の確保」は未だにこの国の最重要課題の一つと言えます。河川整備では2020年雨期には北部を中心に大規模な洪水が発生し、10万人近い人々が住む場所を失ったばかりでなく、狭い空間に多くの家族が住まう人々の間では不衛生の代名詞とも言える「コレラ」が蔓延し多くの命を奪っています。20年3月に当地でも始まった新型コロナ感染症に対する政府の手洗い啓蒙活動が、人々の衛生意識を変え不衛生を基に発生するこの国の感染症が減ることを切に祈るばかりです。

 当地の医療水準も同様で、極めて低く厳しいレベルに留まる国と言わざるを得ません。現地の人々が利用する医療施設は、ヘルスセンター(ヘルスポスト)と呼ばれる看護師中心の施設と、医師が常駐する病院、さらに大学病院等の高次病院とありますが、公立病院の施設・設備は概して邦人の利用に堪えないと言わざるを得ず、以下で紹介する私立病院の利用をお勧めします。私立病院では英語による意思疎通が可能と思われますが、日本語医療通訳を置く施設はありません。首都を中心に、既存の私立病院は徐々に機能を拡充させ、新しい病院も名を連ねるようになったものの、日本と同様の高度医療を、十分な規模で提供できる病院はまだこの国にはありません。具体的には、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞や重度外傷などで緊急に救命処置を要する状況では、この国最高の医療資源を使っても助からない可能性が高く、海外旅行者保険に付帯する緊急移送サービスなどを利用して近隣の医療先進国に搬送されることが、唯一の命綱となり得る場合があると知って予め準備する必要があります。

5 かかり易い病気・怪我

 エチオピアには世界中で既に撲滅されたような感染症がまだ現役で存在します。以下に示す感染症の存在を知って予防に努めましょう。多くの感染症はワクチン接種することで予防できます。推奨されるワクチンはすべて接種することをお勧めします。

(1)感染性胃腸炎:

 細菌等により汚染された食物や水を直接的に、あるいは汚染された人の手を介して間接的に口から病原体が侵入して感染するもので、首都での生活においても最もかかりやすい病気です。細菌のみならず、ウイルス、寄生虫も原因になります。寄生虫では赤痢アメーバやランブル鞭毛虫(ジアルジア)などが認められます。症状は診断により異なりますが、下痢、腹痛、嘔吐、発熱等があります。食あたりであれば一過性ですむ場合もありますが、嘔吐・下痢、発熱を伴う場合は脱水を起こして、急激に全身状態が悪化する場合には、水分や電解質、抗生物質等を点滴補充が必要になることもありますので、長引く場合は病院受診をお勧めします。日頃から手洗いに気をつけ、加熱したものを食べるよう心がけ、外食時は衛生的な店を選びます。エチオピアでは生肉を食べる習慣がありますが、腸管に寄生する感染症の原因にもなりますので生肉はお勧めできません。飲用には生水を避けミネラルウォーターや濾過水を用います。

(2)高山病 :

 高い山に急いで登ると頭痛、息切れ、倦怠感、食欲不振などの症状が現れるのが高山病です。高度が上昇すると大気中の酸素濃度が下がりますが、この低酸素状態に対して体が脳血流を増やして順応しようとする結果、軽度の脳浮腫を起こして上記の症状を引き起こすと考えられています。首都の標高も2,400mありますから、到着後しばらく高山病症状を感じる可能性があります。症状の感じやすさには体質が影響すると言われており、体力とは無関係ですので注意が必要です。高地順応には平均、数日から1週間程度かかると言われます。到着後しばらくは十分に休養を取り、ゆっくり行動することを心がけます。軽度なら安静で回復しますが、場合によっては酸素吸入やアセタゾラミド内服による治療が必要な場合があります。上記の他にも吐気・嘔吐、めまい・ふらつき・脱力感、睡眠障害、不安等の症状も含まれますので、心配な場合は病院受診をお勧めします。

(3)マラリア:

 マラリアはハマダラ蚊に刺される際に、マラリア原虫が人の血液中に入ることで感染します。主な症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐、下痢等あり、重症マラリアになると意識障害やけいれん、腎不全、呼吸不全、黄疸を起こして命を落とす危険があります。潜伏期は11~21日間です。首都は高地ですから、マラリアに感染する危険性はほとんどありませんが、国土の75%は標高2,000m以下のマラリアの流行地で、2019年度マラリアと診断された患者は147万人以上、死亡した方は3万人以上と報告されています。当地のマラリアには重症化の危険性がある「熱帯熱マラリア」と、「三日熱マラリア」があります。雨期のあと、特に9月~12月は蚊が発生する季節ですので注意します。流行地では忌避剤を用い、肌の露出を避け、蚊が活動する明け方や夕暮れ時に出歩かない等の予防と共に、流行地から戻った後の発熱では、必ずマラリアを疑って検査を依頼します。抗マラリア薬は病院で処方されます。また、マラリア流行地に長期に滞在する場合は、予め医師と相談の上、抗マラリア薬の予防内服も検討してください。

(4)腸チフス・発疹チフス:

 どちらも高熱と皮疹が発生する病気で、歴史的に同じ病気と考えられていた経緯があり「チフス」という名前ですが、発疹チフスはコロモジラミ(しらみ)が人の血を吸って媒介するリケッチアという微生物が原因で、腸チフスは汚染された水などを介して口に入るサルモネラ属の細菌(チフス菌)が原因の感染症と、全く別の病原体により起こります。貧困や不衛生を背景に生じ、日本ではなじみのない病気です。いずれも抗生物質が有効なことが分かっています。診断には細菌学的検査が必要ですが、当地で最も多く発生する病気(2019年度では両者あわせて200万件以上)であるために、正確な診断がなされないまま経験的に治療される現状があります。

(5)ダニ・疥癬・ノミなどによる虫刺され:

 国内全域で疥癬(かいせん)と呼ばれるヒゼンダニによる皮膚感染が2019年には40万件以上報告されています。「通常疥癬」と「角化型疥癬」とあり、全身の皮膚に寄生し往々にして強いかゆみを伴います。長時間接触したり、衣類を共有したりすることで人から人へ移ります。かゆみを伴う頑固な皮膚病変では皮膚科を受診して処方をもらうことをお勧めします。対策はベッドシーツや衣類をこまめに洗濯して清潔に保つことです。疥癬以外の一般的なダニ・ノミ被害も多いです。ノミの場合、足のひざから下を複数刺されることが特徴的でかゆみも強く、水疱を形成することがあります。つぶれた水疱に二次的に細菌感染することもありますので、長引く場合は皮膚科を受診してください。こまめに体を清潔に保つことが予防策になります。

(6)麻疹(はしか):

 麻疹は、麻疹ウイルスが空気感染、飛沫感染、接触感染と様々な感染パターンを取り、極めて強い感染力で拡大する病気です。ワクチン接種により最小限にできる事が知られていますが、途上国の多くでは予防接種が普及せず、エチオピアでも2019年度集計では疑い例も含め23,000例の発生が報告されています。2020年は既に昨年を上回る報告があり、現在もなお国内全土で流行している状態です。感染から10日ほどの潜伏期の後、発熱・咳・鼻水の風邪症状で発症し、数日後に発疹を伴った高熱が出現します。子供のみならず成人でも発症し、時に肺炎等を併発して重症化することがあります。予防策はワクチン接種です。ワクチン接種歴を確認して、2回接種が完結していない方は必ず予防接種をして入国します。

(7)狂犬病:

 エチオピアは世界的に見ても狂犬病被害(死者数)の多い国に属します。首都も野良犬天国とも言えるほどたくさんの犬が放し飼いにされています。2019年度報告では1年間で(疑い例も含め)6,000件以上の被害が報告され、2020年度は上半期だけで昨年1年を上回る勢いです。飼い犬に対して必要なワクチンを接種しないモラル問題もあり、当国の狂犬病件数は減る見込みがありません。また、国内では、咬まれた後24時間以内に接種すべき狂犬病ワクチンが入手できることもあります。ワクチンを求めて急遽国外に出ることもありますから、咬まれる前から予防接種する「暴露前接種」をお勧めします。狂犬病は、犬のみならず様々な動物に咬まれた傷から狂犬病ウイルスが侵入し神経を伝って脳に到達し、治療を施さなければ最終的に死に至る病気です。当地で動物に咬まれたら、傷を流水で15分以上洗ってください。その上で、24時間以内を目安に病院を受診し、狂犬病ワクチンと状況によっては、抗狂犬病免疫グロブリン(HRIG)の注射を考慮しますが、グロブリン製剤は国内にないのが現状です。

(8)髄膜炎菌性髄膜炎:

 感染者からくしゃみなどによる飛沫感染で細菌が伝播し、気道から血液、髄液へと侵入する病気で、高熱や皮膚の出血斑、関節炎症状に続いて吐き気などの髄膜炎症状が現れ、重症では痙攣、意識障害、ショックを起こして死に至ります。 エチオピアは「髄膜炎ベルト」内にあり、2019年度の国内集計では疑い例も含め4,000件余りが報告されています。感染は乾期に起こりやすいと言われています。予防策はやはり予防接種です。髄膜炎菌ワクチンを接種して入国してください。

(9)その他:

 2019年~20年にかけて当国東部のハラレ・ディレダワを中心に流行した「チクングンヤ熱」は蚊に媒介されるウイルス感染症で、同じく蚊で媒介される「デング熱」の発生が全国的に確認されています。2020年は南部に「黄熱病」が86件ながら発生しています。また2020年は洪水被害も手伝って10月現在で既に9,200件以上の「コレラ」が流行しています。

6 健康上心がける事

(1)急変する気候:

2月~5月の小雨季、6月~9月の大雨季には雨や雹、落雷などもあり、気温の寒暖差が大きくなります。咽頭炎、気管支炎なども出やすくなります。

(2)健康管理:

当地では成人病や癌などの検査が困難です。年一回は、日本での総合健康診断や人間ドックを受けることをお勧めします。バランスのとれた食生活や適度な運動を心がけましょう。

(3)医薬品の入手:

入手できる医薬品は限られています。インド製、中国製、アラブ首長国連邦製が多く、ほとんどがジェネリック薬品です。医薬品もワクチンも時期よって流通しているときと無いときがあり、いつでも医薬品が入手できる環境にはありませんが、私立病院の薬局では欧米系の医薬品を手に入れることができます。当地では日本製の医薬品を手に入れることはできません。ご自身に必要な常用薬は十分な数量を持参されることをお勧めします。

(4)メンタルヘルス:

モノが手に入りにくい、食べ物が口に合わない、停電・断水などが多い、治安が不安定、娯楽が少ないなど決して生活しやすい環境とは言えません。文化的な違いから現地の人との人間関係において快適でない時期を過ごすこともあるでしょう。また狭い日本人社会での人間関係もときに精神的な負担となる場合があります。

ストレスを溜めないためには、家族や友人などと何でも話し合える良好な関係を築くことが大切です。運動など体を動かすこともストレス解消に役立ちます。長期滞在される方は、定期的に休暇を取り精神的にリフレッシュできるよう意識的に心掛けてください。ストレスを抱えてどうしようもなくなる前にぜひ誰かに相談しましょう。

(5)妊娠出産:

異常分娩への対応が十分とは言えませんので、日本での出産をお勧めします。

7 予防接種

 現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)別ウィンドウで開く

(1)赴任者等に必要な予防接種

 赴任や旅行に当たっては以下の予防接種が必要です。

  • 黄熱:必須。WHOイエロ-カード要 黄熱病予防接種の証明書は生涯有効です。
  • A型肝炎:強くお勧め
  • 破傷風:強くお勧め
  • 流行性髄膜炎(髄膜炎菌):お勧め
  • 狂犬病(暴露前接種):強くお勧め
  • 腸チフス:強くお勧め
  • B型肝炎:強くお勧め

当地では希望するワクチンがない場合が多くまたいつでも入手できる保証がありません。日本で(あるいは入国前に)予防接種を済ませてからエチオピアに来られることを勧奨します。

黄熱

WHOは感染地域からエチオピアに入国する1歳以上の旅行者に、黄熱予防接種証明書(イエローカード)が必要としています。通常Bole空港でイエローカードの提示を求められることはありませんが、エチオピアから出国後、他国入国時や、経由地で提示を求められることがあります。当地でも接種可能ですが、他の予防接種と同様、日本で受けて来られることをお勧めいたします。

乳幼児

繰り返しになりますが、当国で入手できるワクチンの種類はきわめて少なく、在庫は時期により安定しません。幼小児期で免疫を確立すべき大事な時期をワクチンの入手できない当地で過ごすことには命の危険を伴います。必要なワクチンスケジュールは日本で(あるいは医療先進国で)完遂する(あるいは持参してくる)ことを第一に考えましょう。

(2)小児定期予防接種

当国の小児定期予防接種スケジュール
    初回 2回目 3回目 4回目~
BCG   出生時      
DTwP・Hib・HepB ジフテリア
破傷風トキソイド
インフルエンザ菌b型
B型肝炎
6週 10週 14週  
Measles 麻疹 9ヶ月      
OPV 経口ポリオ 出生時 6週 10週 14週
TT 破傷風トキソイド 妊娠中 1ヶ月 6ヶ月 1,2年後

(3)

 現地公立校に入学・入園する際に、予防接種証明の提出は求められていませんが、当地のインターナショナル校に入学する際には求められます。

8 乳児健診

 当国には、同制度はありません。

9 病気になった場合(医療機関等)

 日本人が安心して利用できる医療機関や先進国同様の医療を当地では期待できません。以下に示す医療機関(全て私立)は外国人医師や一部の専門医もいて、邦人も入院可能です。
 重症の場合は近隣の医療先進国への緊急移送を考慮する必要があります。移送にかかる費用は高額ですので海外旅行傷害保険の加入時に「救援」に十分な掛け金をあてることが必須です。
 アディスアベバ以外の地方都市では、一般的にさらに医療事情は悪く、体調を崩した時には、早急に首都へ戻ることをお勧めします。

◎アディスアベバ市内

(1)Nordic Medical Centre (ノルデイック・メデイカルセンター)
所在地:Bole Sub City, Kebele 01,H.No-1244
電話:8901/0929 105653
概要:一般内科・外科を中心としたコンパクトな病院。24時間救急対応(8901)します。血管外科が専門の院長先生のほか、複数の欧州出身医師と現地人医師が常勤します。英語による意思疎通が可能で、画像検査ではCT撮影が可能です。欧州基準の診療が展開され、邦人が入院施設として利用できます。一般診療と応急処置までは十分対応できると思われますが、重症外傷、脳・心血管等の専門的治療では対応できない分野があります。施設で高機能救急車を有し、1台は当地のインターナショナルスクールで待機しています。初診料も1850ブル(1ブル 約4円)高く、入院は4300~5800ブルと当地では高額ですが、緊急移送の経験などもあり安心して入院できる施設です。院内薬局には欧米から取り寄せた医薬品、ワクチンなどがあり購入できます。
ホームページ:https://www.nordicmedicalcentre.com/別ウィンドウで開く
(2)Myungsung Christian Medical Center(MCM 又は通称コリアン ホスピタル)
所在地:Bole Sub City Woreda 14, Gerji地区
電話:011-629-5421(to 29) 救急室:011-629-4602
概要:韓国のミッション系の当国にある私立総合病院として最大規模を誇ります。医科大学も併設しており現地人医師のレベルアップにも貢献しています。臨床検査室、CT、MRIは配備されています。救急は24時間対応します。脊椎外科が専門の院長先生のほか韓国人医師も複数勤務していますが、同医大を卒業した現地人医師も多く勤務します。産婦人科などは現地人の支持が厚く、眼科、歯科、整形外科、透析科、耳鼻科などのマイナー科もあります。韓国から短期出張でくる専門医がカテーテルを用いた放射線インターベンション治療なども提供しています。
ホームページ:http://www.mcmet.org/ 別ウィンドウで開く
(3)Suisse Clinic (スイスクリニック)
所在地:Kirkos Sub City Woreda 04 H.No-841
電話:0 11-416-1649, 携帯電話(院長先生) 0921787120
概要:小児科・一般内科だけのクリニックで入院施設はありません。院長先生の専門が、小児科で現地人、外国人問わず広く支持されています。入院が必要になった場合は、上記(1)ノルディック メディカルセンターに転送される仕組みになっています。
ホームページ:http://www.suisseclinic.com別ウィンドウで開く
(4)Kadisco General Hospital (カディスコ ホスピタル)
所在地:Bole Sub City Woreda 11、Gerji地区
電話:(011)629-8902,3,4
概要:24時間オープンの総合病院。内科・外科・産婦人科・小児科を中心に整形外科、リハビリ科、皮膚科、耳鼻科等のマイナー科も備えます。現地人から支持の厚い病院。近々、個室病棟と画像検査の機器を新規に取り入れた新しい病棟をオープンする見込みです。
ホームページ:http://kadcogroup.com/kgh/別ウィンドウで開く
(5)Addis Ababa Silk Road General Hospital(シルクロードホスピタル)
所在地:Old Airport方面、当地UAE大使館近く
電話:0936 610 666, 救急外来:0936 630 666
概要:2019年11月に新規開業した総合病院で、最新医療機器と専門医20人を擁する高度専門治療が提供できる施設です。院長は泌尿器科医で、他の専門医はロシア等の出身者で、現地人医師/看護師も勤務します。診療科には歯科、内視鏡科、脳外科、循環器科、内分泌科、産婦人科、小児科、皮膚科、眼科等のマイナー科もあります。同院最大の特徴は、新型コロナ感染症(COVID)患者の入院診療に必要な政府認可を有する点で、当地でパンデミックが始まった2020年3月当初から診療し実績をあげています。20年10月現在はCOVIDに特化しているため一般診療を閉鎖しています。また、COVIDで入院治療を依頼するには「COVID特別契約」が必要で、個人で急に受診しても治療を受けられない状況です。
ホームページ:http://www.silkroadhospitaladdis.com/別ウィンドウで開く

10 現地語一口メモ(アムハラ語)

 エチオピアの公用語はアムハラ語です。独特の文字があります。地方ではオロモ語、ティグリニア語など、独自の民族語を話す部族がいます。医療機関では、ほとんどの医師は英語を話しますが、一般の人には英語が通じないことが多く、緊急の場合に備え簡単なアムハラ語は知っておいた方が良いでしょう。

  • 「医師」 ハキム
  • 「薬」 メダハニトゥ
  • 「注射」 マルフェ
  • 「病院へ連れて行って欲しい。」 ハキム ベートゥ メヘドゥ イファリガロゥ
  • 「救急車を呼んでください。」 ウバックォ アムビュランスヌン タラ
  • 「気分が悪いです。」 トゥル スメット アイサッマンニム
  • 「・・・が痛い。」 ・・・アンモンニャル
  • 「頭が痛い。」 ラセ アンモンニャル
  • 「胸が痛い。」 ダラテ アンモンニャル
  • 「腹が痛い。」 ホゥデ アンモンニャル
  • 「熱があります。」 トゥックサート アッレニ
  • 「風邪をひきました。」 グンファン イゾンニャル
  • 「咳がでます。」サアル アッレニ
  • 「下痢をしています。」 タカマトゥ イゾンニャル
  • 「吐気があります。」 ヤコレ シャッレ シャル
  • 「けがをしました。」 コスル アッレニ
  • 「新しい針ですか?」 アッディス マルフェ ノウ?
  • 「輸血はしないでください。」リガサ アロファリグム
  • 「英語を話せる人はいますか?」イングリゼンニャ ミチル ソウ アッレ?

11 新型コロナウイルス関連情報

 当国の感染者数、入国情報等は随時、当館ホームページに掲載しておりますのでご参考になさってください。

 当館コロナ関連情報 https://www.et.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00340.html別ウィンドウで開く

 上記9.「病気になった場合」の項で紹介した医療機関は、いずれも新型コロナ感染症の検査を実施しておりますが、入院治療は政府認可がないため依頼できません(2020年10月現在)。9.(5)シルクロード総合病院等ごく一部の私立病院では、診断と治療を請け負いますが、治療を請け負うのは公立指定病院になります。ご自身が当地でコロナ感染したかもしれないと思われたときには、COVIDホットライン(8335)に電話して相談するか、9.に掲載の私立病院を受診し診断を受け、同病院で検査結果と指示を受けて指定の治療病院に入院するのが一般的な流れになります。


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