ネパール
安倍総理大臣とバンダリ・ネパール大統領との会談
令和元年10月21日

ネパール大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
本21日,午前9時50分頃から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のビディヤ・デヴィ・バンダリ・ネパール連邦民主共和国大統領(Right Honorable Ms. Bidhya Devi Bhandari, President of Federal Democratic Republic of Nepal)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお会談には,日本側から西村明宏内閣官房副長官ほかが,ネパール側から,ラム・バハドゥル・タパ内務大臣ほかが同席しました。
1 安倍総理大臣は,バンダリ大統領の訪日を歓迎した上で,「ネパールの持続的経済発展が地域全体の平和と安定にとって重要と考えている」旨述べました。これに対し,バンダリ大統領から,歴史的な即位礼正殿の儀に出席することを光栄に考えている,日本からネパールへの多大な支援に感謝する旨述べました。
2 二国間関係について,安倍総理大臣から,「本年8月の関西国際空港—カトマンズ間の直行便の12年ぶりの再開を歓迎するとともに,ネパール政府が準備を進める2020年のネパール観光年に期待する,ネパールからの人材の受け入れを円滑かつ適正に行っていきたい」旨述べました。さらに,ネパールの質の高い経済成長のためのインフラ支援に関して,「日本の技術や知見が活用されることを期待する」旨述べました。バンダリ大統領から,ネパールの経済発展に貢献する技術・知見の提供への謝意表明とともに,今後,インフラ整備の加速化を希望し,また,日本からの観光客増加や投資拡大を期待する旨表明がありました。
3 その他,両首脳は東アジア情勢等についても意見交換を行い,安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。