ネパール
河野外務大臣によるバンダリ・ネパール大統領表敬
平成31年1月10日


ネパールを訪問中の河野太郎外務大臣は,10日(木曜日)午前9時25分(現地時間;日本時間同日午後0時40分)から約30分間,ビディヤ・デヴィ・バンダリ・ネパール連邦民主共和国大統領(Right Honorable Ms. Bidhya Devi Bhandari, President, the Federal Democratic Republic of Nepal)を表敬したところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭
河野大臣から,日本の外相として約7年ぶりのネパール訪問であることを述べるとともに,2015年に制定された新憲法に基づく選挙が実施され,和平・民主化プロセスが着実に進展していることを歓迎する旨述べました。また,河野大臣から,日本はネパール新政権との関係を重視しており,ネパール政府の掲げる「繁栄したネパール,幸せなネパール人」の実現に向けて後押ししていきたい,2025年の大阪万博には是非パビリオンを出展していただきたい旨伝えました。
2 二国間関係
これに対し,バンダリ大統領から,河野大臣のネパール訪問を歓迎する,ネパールと日本は古くからの友好関係があり,これまでの日本からの支援に対して心から感謝する,かつて大阪に飛んでいた直行便が再び再開されることにより日本とネパールの繋がりが強化されることを嬉しく思う,改めて大阪万博の開催にお祝い申し上げる,ネパールはLDCの卒業に向けて取り組んでおり,日本の支援を期待したい旨述べました。
3 地域情勢
両者は北朝鮮を含む地域情勢やグローバルな課題について意見交換を行いました。
北朝鮮問題について,河野大臣から朝鮮半島の非核化の実現に向け,安保理決議の完全な履行が必要であることを説明し,また,拉致問題の早期解決に向けて理解と協力を求めました。これに対して,バンダリ大統領から,心の痛む話であるといった発言があり,理解を得ました。
北朝鮮問題について,河野大臣から朝鮮半島の非核化の実現に向け,安保理決議の完全な履行が必要であることを説明し,また,拉致問題の早期解決に向けて理解と協力を求めました。これに対して,バンダリ大統領から,心の痛む話であるといった発言があり,理解を得ました。
4 結び
バンダリ大統領から,本日は河野大臣のお誕生日でありお祝い申し上げる,短い滞在が有意義になることをお祈りする旨述べたのに対し,河野大臣から,今年の誕生日は忘れられない日となった,日本としてネパールの中所得国入りに向けた努力を支援していきたい旨述べた。