ネパール

平成28年9月2日
岸信夫外務副大臣は、8月30日から9月1日にかけて、ネパールを訪問したところ、概要は以下のとおりです。

1 主な日程

8月30日(火曜日)
カトマンズ着

8月31日(水曜日)
マハト外務大臣への表敬
ダハール(プラチャンダ)首相への表敬
E/N署名式立ち会い
在留邦人との懇談    
バンダリ大統領への表敬
トリブバン大学病院及びカトマンズ旧王宮広場視察
政党関係者との懇談

9月1日(木曜日)
日・ネパール外交関係樹立60周年記念式典出席

2 主な行事の内容

(1)日・ネパール外交関係樹立60周年記念式典

岸副大臣は、日・ネパール外交関係樹立60周年記念式典に日本側代表として出席しました。ネパール側からダハール(プラチャンダ)首相、マハト外務大臣、カルキ情報通信大臣が出席した他、両国政府関係者、在ネパール各国外交団や国際機関職員等多くの出席の下、盛大に式典が開催されました。同式典では、両国60周年を記念した封筒・切手の発行式が行われた他、日本側より岸副大臣が、ネパール側よりマハト外務大臣が両国60周年に際するスピーチを行いました(岸副大臣スピーチ(日本語(PDF) / 英語(PDF))、マハト外務大臣スピーチ(PDF))。
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    岸副大臣スピーチ
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    60周年記念封筒・切手発行式
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    式典会場の様子

(2)ネパール政府要人表敬

バンダリ大統領、ダハール(プラチャンダ)首相及びマハト外務大臣への表敬では、様々な分野における両国交流の強化・拡大や日本の対ネパール経済協力など日本とネパールの二国間関係について意見交換を行うとともに、ネパール情勢及び地域情勢等について幅広く意見を交わしました。

岸副大臣からは、新政権の下での新たな国づくりのプロセスの着実な進展を強く期待すること、日本は今後もネパールの経済成長の促進や震災からの「より良い復興」の実現に向けて必要な支援を行うなど積極的に取り組んでいくことを表明しました。
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    バンダリ大統領への表敬
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    ダハール(プラチャンダ)首相への表敬
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    マハト外務大臣への表敬

(3)E/N署名式立ち会い

E/N署名式立ち会い
岸副大臣は、ネパールに対する無償資金協力「主要空港航空安全設備整備計画」(The Project for Improvement of Aviation Safety Facilities in Major Airports)及び「学校セクター開発計画」(The School Sector Development Program)に関する書簡の交換にマハラ副首相兼財務大臣とともに立ち会いました。これら協力を通じて、ネパールにおける空路の安全性向上と質の高い教育の普及に寄与することが期待されます。

(4)視察等

カトマンズ旧王宮広場視察(日本が支援しているアーガン寺院前にて)
また、岸副大臣は、日本がこれまで支援してきているトリブバン大学病院やカトマンズ旧王宮広場等を視察した他、在留邦人やネパール政党関係者と懇談し、日・ネパール間の更なる交流促進等について意見交換を行いました。

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