モルディブ共和国

令和元年6月18日

 6月17日から18日(現地時間)まで,薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官は,モルディブ共和国を訪問したところ,概要は以下のとおりです。

1 18日,薗浦補佐官は,モルディブ・パートナーシップ・フォーラムに出席し,「自由で開かれたインド太平洋」構想の下での,日・モルディブ間協力の進展と展望に関するスピーチを行いました。スピーチの中で,薗浦補佐官は,モルディブの持続的な発展が自由で開かれたインド太平洋の実現に果たす役割に言及するとともに,質の高いインフラ投資,強靱な社会の構築,ブルーエコノミーの分野での二国間協力について述べました。

2 17日及び18日,薗浦補佐官は,イブラヒム・モハメド・ソーリフ大統領(H.E. Mr. Ibrahim Mohamed Solih, President of the Republic of Maldives),アブドゥッラ・シャーヒド外務大臣(H.E. Mr. Abdulla Shahid, Minister of Foreign Affairs)及びイブラヒム・アミール財務大臣(H.E. Mr. Ibrahim Ameer, Minister of Finance)とそれぞれ会談を行いました。各会談では,自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力や,債務持続性,海洋安全保障・海上安全,テロ対策等の分野における協力について協議し,昨年12月の薗浦補佐官のモルディブ訪問以降の二国間協力の進展を確認するとともに,更なる協力の進展に向けた議論を行いました。

3 また,17日,薗浦補佐官は,モルディブの地方島における火災対応能力強化のための支援に関する無償資金協力の署名式に立ち会いました

[参考1]モルディブ・パートナーシップ・フォーラム
 モルディブの開発における優先順位を討議し,参加各国の協力と投資を求めることを目的としたモルディブ政府主催の会議。約60の国,国際機関等が参加した。

[参考2]モルディブの地方島における火災対応能力強化のための支援に関する無償資金協力(「経済社会開発計画」)>
 モルディブ政府に対し,防災機材(消防艇,運貨艇等)を供与するもの(供与限度額5億円)。この協力により,地方島で火災が発生した際の迅速な出動と効果的な消火活動が可能となり,火災対応能力の強化が図られ,もって社会の安定化を通じたモルディブの経済社会開発に寄与することが期待される。


モルディブ共和国へ戻る