インド
第17回日印外相間戦略対話
令和6年8月20日
8月20日午後5時（日本時間20日午後8時30分）から約60分間（少人数会合：30分間、拡大会合：30分間）、第3回日印外務・防衛閣僚会合に出席するためインド・デリーを訪問中の上川陽子外務大臣は、スブラマニヤム・ジャイシャンカル・インド外務大臣（H.E. Dr. Subrahmanyam Jaishankar, Minister of External Affairs of India）との間で、第17回日印外相間戦略対話を実施したところ、概要は以下のとおりです。
- 全体会合に先駆け、少人数会合が行われ、上川大臣は、ジャイシャンカル外務大臣との間で国際情勢について大局的な観点から率直な意見交換を行いました。
- 拡大会合では、ジャイシャンカル外務大臣から上川大臣に対し、インド訪問を歓迎する、年次首脳相互訪問の枠組みの下でのモディ首相の訪日に向け、両国で連携していきたい旨発言したのに対し、上川大臣より、日印両国は、インド太平洋地域、更には国際社会の平和と繁栄に大きな責任を負っており、両国で連携してその責任を果たしていきたい、そのためにも二国間関係の更なる強化が不可欠であり、両国の協力を深化していきたい旨述べました。
また、両外相は、日印間における人材交流・育成の拡大について、中長期的な戦略に基づき取り組んでいくことの重要性について述べた上で、今後の協力の在り方について議論していくことで一致しました。
さらに、両外相は、本年9月の未来サミットを見据えた安保理改革に関する協力など、国際社会の諸課題について意見交換を行いました。