インド

平成28年9月7日
写真提供:内閣広報室
写真提供:内閣広報室
  1. 安倍総理は,9月7日18時15分から19時00分までの間,ASEAN関連首脳会議出席のため訪問中のラオス・ビエンチャンにて,ナレンドラ・モディ・インド首相との間で会談(両首脳間で7回目)を行いました。
  2. 冒頭,モディ首相から,日印両国間の協力が迅速に進展していること高く評価すると述べるとともに,本年予定されている同首相の訪日の成果に期待が示されました。これに対し,安倍総理から,「モディ首相と手を携えて『日印新時代』を力強く進めていきたい。モディ首相訪日を楽しみにしている」と述べました。
  3. その後,両首相は,日印の協力は,両国のみならず,世界のためになる,特に,日本の技術力とインドの若い人材と市場が協力すれば,世界を舞台として協力を進めることができるとの認識の下,政治・安全保障,ムンバイ・アーメダバード間の高速鉄道の推進や人材開発を含む経済・経済協力,人的交流の推進などについて意見交換をしました。
  4. 安倍総理は,「自由で開かれたインド・太平洋戦略」について説明を行い,「アジアとアフリカをつなぐ上で最も重要な国はインド。日印が緊密に連携して、この構想を具体化していきたい。」と述べました。これに対し,モディ首相より,安倍総理のビジョンは印象的であり,自分がG20で述べた考え方と合わせ,日印で協力していきたいと述べました。
  5. 両首脳は,EASについて,地域の諸課題について,首脳間で率直に議論することが重要であることで一致するとともに,南シナ海をめぐる問題について,法の支配の重要性について意見交換を行い,国際法に基づいた紛争の平和的解決に向け,協力関係を強化していくことを確認しました。
  6. 両首脳は,ダッカ襲撃テロ事件の互いの犠牲者に改めて哀悼の意を述べつつ,モディ首相から,安倍総理がテロに屈せず経済協力を進めるという方針を高く評価する旨発言し,安倍総理から,テロ対策や国際協力関係者等の安全確保に向け,連携を一層進めたい旨述べました。 

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