フィリピン共和国
中山外務大臣政務官とイブラヒム・バンサモロ暫定自治政府首相との夕食会
令和2年2月5日
2月4日,午後7時30分から約2時間,中山展宏外務大臣政務官は,訪日中のムラド・イブラヒム・バンサモロ暫定自治政府首相(Ahod ‘‘Al Haj Murad’’ Ebrahim,Chief Minister, Bangsamoro Transition Authority)を招いて,夕食を交えた意見交換を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 中山政務官から,イブラヒム首相の訪日を歓迎するとともに,バンサモロ暫定自治政府(BTA)の発足からまもなく1年を迎えることに祝意を述べました。また,日本政府として,重要な移行期にあるミンダナオ和平に貢献するため,モロ・イスラム解放戦線(MILF)兵士の退役・武装解除支援等の新規支援を行う方針である旨伝達し,イブラヒム首相から謝意が述べられました。
- イブラヒム首相からは,日本政府が長年にわたりミンダナオ和平プロセスを包括的に支援してきたことに改めて感謝する旨述べられ,2022年に予定されるバンサモロ自治政府の発足に向けた行政能力構築や社会経済開発等に関する日本による支援への期待が表明されました。
- 中山政務官から,日本政府が今後も和平の進捗に応じて支援を強化していく方針に変わりはない旨述べ,両者は,バンサモロの人々に迅速に平和の配当が行き渡るよう,緊密に協力していくことで一致しました。