岸田外務大臣

平成26年5月6日
5月6日(火曜日)午後6時50分(パリ時間)から約20分間,パリ訪問中の岸田文雄外務大臣は,OECD本部において,トンルン・シースリット・ラオス副首相兼外相との間で日・ラオス外相会談を行ったところ,概要は以下のとおり。

1 冒頭(OECDでの協力等)

 岸田外務大臣から,本6日のOECD 東南アジア地域プログラムの立ち上げを歓迎しつつ,東南アジアとOECDとの関係強化を引き続き支援していきたい旨述べた。また,日ラオス間の「包括的パートナーシップ」の強化に向け,来年の日ラオス外交関係樹立60周年も念頭に,幅広い分野での協力を推進していきたい旨述べた。
 これに対し,トンルン副首相から,日本のOECD加盟50周年への祝意とともに、安倍総理のOECD会議出席を評価する、今後、来年の60周年に向け要人往来等を通じて両国関係を発展させていきたい旨の発言があった。

2 二国間関係全般

 岸田大臣から,本年4月にラオスで初めて開催された外務・防衛当局の安全保障対話や二国間の航空協定締結に向けた最近の動きを歓迎する旨発言。また,今般,我が国としてインフラ整備及び人材育成のための無償資金協力の供与を行う方針を伝達。更に,近年の日系企業による対ラオス投資の関心の高まりを受け,本年4月に日本貿易振興機構(JETRO)ビエンチャン事務所が開設されたことを紹介しつつ、日系企業進出促進への期待を表明。
 これに対し,トンルン副首相から,新規無償資金協力の供与について謝意が表明されるとともに,安保対話を継続したい等の発言があった。

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