カンボジア王国

日・カンボジア首脳会談

平成27年3月15日

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本15日午後0時10分から約35分間、安倍晋三内閣総理大臣は、第3回国連防災世界会議に参加するために仙台に滞在中のフン・セン・カンボジア王国首相(Samdech Akka Moha Sena Padei Techo Hun Sen、 Prime Minister of the Kingdom of Cambodia)と昼食を共にしつつ会談したところ、概要は以下のとおりです。

1.二国間関係

 安倍総理大臣から、国連防災世界会議への参加を歓迎する、日カンボジア友好条約署名60周年の節目に、フン・セン首相をお迎えでき大変嬉しい、この節目の年に「戦略的パートナーシップ」に基づき、様々な分野で協力を強化しつつ、地域・国際社会での連携も一層深めたい旨述べました。これに対し、フン・セン首相より、安倍総理大臣の招待を受け重要な会議に参加できることを嬉しく思うとともに、今回、防災に関して学ぶことができた、今年の日カンボジア友好条約署名60周年は、両国関係を更に強化する上で大変重要である旨述べました。

2.政治・安全保障

(1)積極的平和主義

 安倍総理大臣から、日本は、戦後70年の間、平和国家としての道を歩んできた、国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場から、地域や世界の平和と繁栄に一層貢献していきたい、カンボジアは日本の平和構築貢献の原点であり、本年6月に東京で開催される「アジアの平和構築と国民和解、民主化に関するハイレベル・セミナー」においても、カンボジアの出席を歓迎する旨述べました。これに対し、フン・セン首相より、日本は国際場裡において世界の平和と安定にとり重要な役割を果たしている、カンボジアも国連の枠組においてPKOを派遣するなど役割を果たしてきている旨述べました。

(2)選挙改革

 安倍総理大臣から、フン・セン首相が各種行財政改革において指導力を発揮されていることに敬意を表しつつ、カンボジアが取り組む選挙改革に関し、選挙の信頼性確保のため、先般の与野党合意を踏まえた対話継続を期待する、日本は、昨年の調査団派遣に続き、専門家派遣等を通じ、改革を最大限支援する旨述べました。これに対し、フン・セン首相より、日本の選挙改革支援に感謝する、今般、与野党の合意に基づきセミナーを実施したほか、今後、選挙に関する法案の制定を予定している旨述べました。

3.経済・人的交流

(1)連結性強化

 安倍総理大臣から、4月の「つばさ橋」(ネアックルン橋・日本の無償資金協力約120億円を供与)完成を心より祝福する、こうした質の高いインフラ投資を通じ、近隣諸国との連結性を大幅に強化し、持続可能な成長の実現に貢献したい、今般、国道5号線改修のための円借款192億円の供与を決定した旨述べました。
 これに対し、フン・セン首相より、4月半ばのクメール正月の前に「つばさ橋」が開通することを嬉しく思う、「つばさ橋」はメコン諸国を結ぶ重要な橋である、これまで日本に支援いただいた国道1号線に加え、国道5号線に対する日本の支援に感謝する旨述べました。

(2)投資環境整備・人的交流

 安倍総理大臣から、近年カンボジアに進出する日系企業が増大しており、カンボジアにおける投資環境整備に向けた一層の取組を期待する、1月の両国航空協定への署名を受け、今後直行便の早期実現に向け協力したい、近く外交・公用旅券所持者に対する相互査証免除を開始する旨述べ、経済関係・人的交流の更なる拡大への期待を表明しました。
 これに対し、フン・セン首相より、直行便の就航に対する期待が示されたほか、査証免除の開始に向けて準備を進めていきたい旨述べました。

4.地域・国際場裡の協力

 海洋を巡る問題、北朝鮮、国連改革、捕鯨等についても意見交換を行ったほか、防災、気候変動対策に役立つ高効率石炭火力の重要性の国際的共有に向け協力することでも一致しました。両首脳は、7月に東京で行われる日メコン首脳会議でも協力していくことを確認しました。

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