報道発表

日・カタール外相会談

令和8年10月2日
握手をする茂木外務大臣とムハンマド・カタール首相兼外務大臣
茂木外務大臣とムハンマド・カタール首相兼外務大臣の会談する様子

 10月2日、午後2時40分から40分間、茂木敏充外務大臣は、訪日中のムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニ・カタール首相兼外務大臣と会談を行いました。

1 冒頭

 茂木大臣から、ムハンマド首相兼外務大臣の訪日を歓迎するとともに、同首相が第20回アジア競技大会(2026愛知・名古屋)閉会式に出席することに触れつつ、2030年にドーハで開催予定の次回アジア競技大会の成功に向け、協力していく旨を述べました。また、イラン情勢について、先般のニューヨークでの米・イラン間の協議を含め、カタールが仲介国として非常に重要な役割を粘り強く果たしていることに深い敬意を表するとともに、事態の早期沈静化と地域全体の安定化に向け、カタールと引き続きしっかり連携していきたい旨述べました。

2 中東情勢

  1. イランをめぐる情勢に関し、茂木大臣から、米・イラン間の膠着状態が長期化していることへの強い懸念を示すとともに、特に、ホルムズ海峡における自由で安全な航行が半年以上にわたり阻害されていることは世界経済に大きな影響を与えている旨指摘しました。その上で、先般の国連総会において、日本が「海洋の安全と安定の確保に関する外相会合」を共催したことに触れつつ、ホルムズ海峡及びバブ・エル・マンデブ海峡の早期の安定回復に向け、日本としても、カタールをはじめとする国際社会と連携して、必要な環境醸成のために外交努力を重ねていく旨強調しました。
  2. ムハンマド首相兼外務大臣からは、米・イラン間の協議の現状について説明があり、両大臣は核問題を含む米・イラン間の最終合意の実現と、ホルムズ海峡における自由で安全な航行の確保が重要であるとの認識で一致しました。

3 二国間関係

  1. 茂木大臣から、本年2月に日本とカタールの間でLNGの長期契約が締結されたことに言及しつつ、こうした中、イランの攻撃によりカタールのLNG関連施設が被害を受け、引き続きLNGの輸出にも深刻な影響が生じていることへの強い懸念を表明しました。
  2. その上で、日本は、各国の自律性と強靱性を高めるために進化したFOIPを推進している旨強調しつつ、今般のイラン情勢を受け、日本は、カタールをはじめとする湾岸諸国の経済・エネルギー強靱化に向けて、包括的な協力計画をまとめていることを伝えました。さらに、現在カタールでは、LNG開発や廃棄物処理施設の増設、鉄道・空港インフラ事業等が進められており、日本として、積極的な役割を果たしていく旨強調しました。これに対し、ムハンマド首相兼外務大臣から歓迎の意が示されるとともに、エネルギー分野を始めとする二国間協力を一層強化していきたい旨の発言がありました。

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