報道発表
大西外務大臣政務官のエジプト訪問(結果)
8月3日及び6日から7日にかけて、大西洋平外務大臣政務官は、エジプト・アラブ共和国を訪問しました 。
1 エジプト要人との会談
(1)モハメド・アブバクル・アフリカ担当外務副大臣との会談
6日、大西政務官は、新行政首都の外務・国際協力・国外移住者省において前駐日大使であるアブバクル外務副大臣と会談し、6月のバドル・アブデルアーティー外相訪日を含む両国間の極めて活発な要人往来を背景に、教育、インフラ、観光等、幅広い分野で両国の協力が着実に推進されていることを確認しました。アブバクル外務副大臣からは、スエズ運河経済特区への日本工業団地設立や戦略的要衝に位置するエジプトを中東・アフリカ諸国への進出拠点として活用することへの期待が示されました。両者は、経済・投資分野を中心に、日本企業のエジプト進出促進やビジネス環境の改善に向けて意見交換を行うとともに、両国企業間の協力の下、隣国リビアをはじめとするアフリカへの日本企業進出の可能性について協議しました。また、アブバクル外務副大臣から、アブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領のイニシアティブの下でエジプトに導入が進められている日本式教育は成功モデルであり、アフリカ諸国からも高い関心が示されていることが紹介されました。両者は多岐にわたる両国間の国際協力プロジェクトの進捗を確認し、引き続き両国が戦略的パートナーとして緊密に連携していくことで一致しました。
(2)サハル・アルバザール・エジプト下院外務委員会副委員長との会談
6日、大西政務官はアルバザール下院外務委員会副委員長と会談し、日本エジプト友好議員連盟の活発な活動に触れつつ、両国の戦略的パートナーシップの下、それぞれの国民の代表である議会間の交流の重要性を強調しました。両者は今後の議員間交流の活性化に向けて協力していくことで一致しました。
2 視察等
(1)カイロ地下鉄4号線車両基地の視察
3日、大西政務官は、JICAカイロ事務所、トンネル公団関係者をはじめカイロ地下鉄4号線建設に参画する企業関係者等から事業概要及び進捗状況について説明を受け、日本から到着した4号線専用仕様の第一編成車両や、完成の暁にはエジプト最大となる車両基地を視察しました。
大西政務官は、本事業の完成によってカイロの交通渋滞が緩和され、市民や観光客の便に資することへの期待を示しました。
(2)日本企業関係者との意見交換
6日、大西政務官は、エジプトに進出する日本企業関係者と意見交換を行い、人口1.1億人を超える国内市場、豊富な若年労働力及び中東・アフリカ・欧州等への輸出拠点としての大きな可能性を持つエジプトにおいて、製造業、インフラ・エネルギー分野等様々な分野での進出実績を踏まえ、更なるビジネス機会や現下直面する課題等について聴取するとともに、二国間経済関係の更なる発展のための方途や隣国リビアをはじめとするアフリカへの日本企業進出の可能性につき議論しました。
(3)大エジプト博物館視察
7日、大西政務官は、日本が円借款や技術協力により建設、遺物の保存修復、運営・展示能力強化を支援し、昨年11月に正式開館した大エジプト博物館(GEM)を、JICA専門家等の案内で視察するとともに、同博物館で用いられている日本語の展示解説やオーディオガイド等に関しても説明を受けました。また、黒河内宏昌早稲田大学教授から、「クフ王の船博物館」展示スペースで第2の太陽の船の組み立て(復原)作業について説明を受けました。
大西政務官は、日本とエジプト間の文化協力の新たな象徴であるGEMが、エジプトの歴史的文化遺産の保全と展示に寄与し、それを通じた観光産業の振興と雇用機会創出につながることへの期待を述べました。
