報道発表

バングラデシュに対する円借款に関する書簡の署名・交換について

令和8年6月9日

 6月9日(現地時間同日)、バングラデシュの首都ダッカにおいて、齋田伸一駐バングラデシュ特命全権大使とモハンマド・シャハリアル・カデル・シディキ財務省経済関係局次官との間で、総額500億円を限度とする円借款(注)「経済の強靱性向上・エネルギー供給安定化のための緊急支援借款」に関する書簡の交換が行われました。

(注)円借款は、開発途上国に対して必要な資金を緩やかな条件(低い金利や長い返済期間)で貸し付ける協力です。日本へ返済される資金であり、開発途上国にとっては、効果的な活用を通じて自立的発展につながることが期待されます。

  1. 対象案件の概要
     バングラデシュでは、中東情勢の悪化に伴うエネルギー価格の高騰及び供給不安が、同国経済に多大な影響を及ぼしています。
     本協力は、アジア開発銀行(ADB)と協調融資の形で、財政運営、投資環境改善、エネルギー安定供給強化等に取り組むバングラデシュ政府を支援することにより、中東情勢が同国に与える社会経済的影響を緩和・抑制するものです。また、本協力は、バングラデシュの経済・財政安定化及びエネルギー供給の安定化等を通じて、日本を中心とするアジア全体のサプライチェーンの安定化・強靱化に資するものであり、現地進出日本企業にも裨益するものです。また、バングラデシュとの関係強化に大きく貢献することも期待されます。
     本協力は、高市早苗内閣総理大臣が立ち上げた「パワー・アジア」による最初の円借款案件になります。
  2. 供与条件
    1. 金利:円建て3.05%
    2. 償還期間:30年(うち据置期間は10年)
    3. 調達条件:一般アンタイド

(参考)バングラデシュ基礎データ

 バングラデシュは、面積約14.7万平方キロメートル(日本の約4割)、人口1.74億人(2024年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)2,820米ドル(2024年、世界銀行)。


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