報道発表
海外における自国民保護に関する日・カナダ協力覚書への署名
令和8年3月4日
3月4日、茂木敏充外務大臣は、マーク・カーニー・カナダ首相(The Right Honourable Mark Carney, Prime Minister of Canada)の来訪に合わせ、イアン・マッケイ駐日カナダ大使兼インド太平洋特使(H.E. Mr. Ian G. McKay, Ambassador of Canada to Japan and Special Envoy for the Indo-Pacific)との間で、「海外における日本国民及びカナダ国民の保護についての協力に関する日本国外務省とカナダ外務・貿易・開発省との間の覚書」への署名を行いました。
- 両国は、2006年のレバノン事案、2023年のスーダン事案や2024年のハイチ事案での自国民退避における協力実績を踏まえ、今後も不測の事態における海外からの自国民退避における連携を強化することで一致しました。こうした背景や両国の緊密で揺るぎないパートナーシップに鑑み、海外における自国民保護の分野における両国間協力を更に円滑に推進するための枠組みとして、今般覚書に署名しました。
- 本覚書は、平素から日・カナダ間で情報共有等を行い、不測の事態における協力を更に円滑に推進するための枠組みであり、海外における緊急時の邦人保護に大きく資することが期待されます。
- また署名式の機会に、茂木大臣は、マッケイ大使との短時間の懇談を行い、今週のカーニー首相の来訪の成功に向けての協力を確認しました。
(参考1)2006年(平成18年)7月のレバノンからの邦人退避
2006年7月、ヒズボッラーとイスラエルの戦闘によるレバノン情勢の悪化を受け、カナダ、英国及びフランスが共同でチャーターした船により、邦人5名がキプロスに退避した。
(参考2)2023年(令和5年)4月のスーダン共和国からの邦人等退避
2023年4月、スーダン国軍と準軍事組織である即応支援部隊の衝突によるスーダンの情勢悪化を受け、カナダの軍用機により、邦人4名及び邦人の家族1名がジブチに退避した。
(参考3)2024年(令和6年)3月のハイチからのカナダ人出国
2024年3月、ハイチの治安情勢の悪化を受け、カナダが実施したヘリコプターでの在ハイチ・カナダ大使館館員の出国を日本が支援した。

