報道発表
岩澤国際司法裁判所(ICJ)所長による茂木外務大臣表敬
令和7年12月23日
12月23日、午後1時30分から約10分間、茂木敏充外務大臣は、岩澤雄司国際司法裁判所(ICJ)所長による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 茂木大臣から、国際社会における法の支配を強化する上でICJの役割は重要であり、我が国はICJの活動を今後とも力強く支援していく旨述べました。
- これに対し、岩澤所長から、日本の法の支配に対するコミットメントや日本のICJの活動に対する貢献に謝意が示されました。
- 茂木大臣及び岩澤所長は、ICJをめぐる状況について意見交換を行うとともに、国際社会における法の支配の維持・強化に向けて引き続き連携・協力していくことを確認しました。
(参考1)国際司法裁判所(ICJ:International Court of Justice)
- 国際法に基づく国家間の紛争の平和的解決を任務として、1945年に設立された国連の「主要な司法機関」。オランダのハーグに所在し、国連総会及び安保理双方の選挙で選ばれた裁判官15名で構成。
- 国家間の裁判手続のほか、国連の諸機関の求めに応じ、法律問題について勧告的意見を述べることができる。
- 現在のICJ規程の当事国は193か国(注:国連加盟国は当然にICJ規程の当事国となる。)。我が国は1956年の国連加盟に先立ち、1954年4月2日にICJ規程の当事国となった。
(参考2)岩澤雄司ICJ所長
2025年3月より所長。2018年6月に行われた小和田恆裁判官の辞任に伴う補欠選挙でICJ裁判官に選出され、2020年11月に再選された(任期は2030年2月まで)。裁判官就任前は、東京大学大学院総合文化研究科教授、同大学院法学政治学研究科教授等を歴任。他に、万国国際法学会正会員(2021年―現在)、国際法協会副理事長(2016年-2025年)、自由権規約委員会委員(2007年-2008年、うち2009年-2011年及び2017年-2018年は委員長)等。東京大学法学部卒業、米国ハーバード大学ロースクール修士課程修了、米国バージニア大学ロースクール博士課程修了。

