報道発表
カーボベルデ共和国に対する無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名・交換
令和7年12月19日
12月18日(現地時間同日)、カーボベルデ共和国の首都プライアにおいて、赤松武駐カーボベルデ共和国日本国特命全権大使とジョゼ・ルイシュ・ド・リヴラメント・モンテイロ・アルヴェシュ・デ・ブリト・カーボベルデ共和国外務・協力・地域統合大臣(His Excellency Dr. Jose Luis DO LIVRAMENTO MONTEIRO ALVES DE BRITO, Minister for Foreign Affairs, Cooperation and Regional Integration of the Republic of Cabo Verde)との間で、供与額1.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- カーボベルデは、耕作可能な土地が国土の面積の約1割に限られる島嶼国であり、主食の米や小麦を含め国内で消費される穀物のほとんどを海外からの輸入に頼っています。そのような状況の中、長年にわたる干ばつによる食料生産量の減少及びロシアによるウクライナ侵略の影響による食料価格の高騰等により、近年、同国の食料事情は一段と悪化しており、引き続き食料安全保障への対策が急務となっています。
- この協力は、カーボベルデの食料安全保障の改善を目的として、同国に対し、食糧援助を実施するものです。
- 我が国は、2025年(令和7年)8月に開催した第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)において、食料安全保障強化・持続可能な農林水産業支援に取り組むことを表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)カーボベルデ共和国基礎データ
カーボベルデ共和国の面積は約4,033平方キロメートル(日本の滋賀県程度)、人口は約52万5千人(2024年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は5,000米ドル(2024年、世界銀行)。

