報道発表
キューバ共和国に対する無償資金協力「東部県における水・衛生及び保健サービス基盤改善計画(UNICEF連携)」に関する書簡の署名・交換
令和7年12月18日
12月18日(現地時間17日)、キューバ共和国の首都ハバナにおいて、中村和人駐キューバ共和国日本国特命全権大使とスニー・ギドティ国際連合児童基金キューバ事務所代表代理(Ms. Sunny GUIDOTTI, Officer-in-Charge for Representative of UNICEF in the Republic of Cuba)との間で、供与額1.47億円の無償資金協力「東部県における水・衛生及び保健サービス基盤改善計画(UNICEF連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- キューバでは、地震やハリケーン等の自然災害の被害が特に深刻な東部3県(サンティアゴ・デ・キューバ県、グアンタナモ県及びグランマ県)において、停電や断水により安全な飲料水へのアクセスが極めて限られており、また給水設備の多くが設置から50年以上経過し、経年劣化による水質低下が問題となっています。加えて、母子保健サービスも脆弱で、1歳未満の乳児死亡率や低出生体重児の割合は高い水準で推移しています。
- この協力は、キューバ東部3県において、水・衛生インフラ及び保健インフラの改善等を行うことにより、同地域の住民の清潔な水・衛生へのアクセス向上及び保健サービス提供体制の強化を図り、持続可能な社会開発に寄与するものです。また、我が国とキューバの友好関係の更なる強化に貢献することが期待されます。
(参考)キューバ基礎データ
キューバ共和国は、面積約11万平方キロメートル(日本の本州の約半分)。人口約1,098万人(2024年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は9,010米ドル(2019年、世界銀行)。

