報道発表
ホンジュラス共和国に対する無償資金協力「経済社会開発計画」(河川観測機材供与)に関する書簡の交換
令和7年12月16日
12月16日(現地時間15日)、ホンジュラス共和国の首都テグシガルパにおいて、中井一浩駐ホンジュラス共和国日本国特命全権大使と、ハビエル・エフライン・ブ・ソト・ホンジュラス共和国外務・国際協力大臣(H.E. Mr. Javier Efraín BÚ Soto, Secretary of State for Foreign Affairs and International Cooperation of the Republic of Honduras)との間で、河川観測機材を供与する供与額2.47億円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- ホンジュラス北西部のバジェ・デ・スーラ都市圏は、ハリケーン及び熱帯低気圧がもたらす豪雨により、近隣を流れるウルア川及びチャメレコン川が頻繁に氾濫し、洪水被害が絶えません。ホンジュラス政府は災害リスクの低減に取り組んでいますが、河川の流量データの測定、記録に必要な機材が不足しており、正確な流域データに基づいた洪水対策の策定に至っていません。
- 本計画は、ホンジュラス政府に対して、河川の流域特性や気候変動の影響を計るための河川観測機材を供与することを通じ、洪水対策の質の向上を図り、持続可能な経済社会開発に寄与するものです。この協力を通じ、我が国とホンジュラスの友好関係の更なる強化に貢献することが期待されます。
(参考)ホンジュラス共和国基礎データ
ホンジュラス共和国は、面積約11.2万平方キロメートル(日本の約3分の1)。人口約1,082万人(2024年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は3,020米ドル(2024年、世界銀行)。

