報道発表

ラオス人民民主共和国に対する無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の署名・交換

令和7年12月9日

 12月9日(現地時間同日)、ラオス人民民主共和国の首都ビエンチャンにおいて、小泉勉駐ラオス人民民主共和国日本国特命全権大使とマーク・アンドレ・プロスト世界食糧計画ラオス事務所代表(Mr. Marc-Andre PROST, Country Director, World Food Programme in Lao PDR)との間で、供与額2億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. ラオスは洪水などの自然災害に脆弱な国であり、9~10月の収穫前の大雨・洪水により農産物の収穫量が減少しています。また、近年の急激な物価高騰等の影響により、セコン県を含む南部地域において食糧アクセスが悪化しています。
  2. 本協力は、同国政府の要請を踏まえ、WFPとの連携の下、南部セコン県をはじめとする緊急の支援を必要とする地域に対し、食糧援助を実施するものです。
  3. 日・ラオス外交関係樹立70周年に当たる本年、両国関係は「包括的・戦略的パートナーシップ」に格上げされました。本計画は、ラオスの人々の生活の安定と栄養状態の改善を通じて、同国の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた努力を後押しするものであり、両国間のパートナーシップの下での協力を着実に実施するための取組としても位置づけられます。

(参考)ラオス人民民主共和国基礎データ

 ラオス人民民主共和国は、面積約24万平方キロメートル(日本の本州と同程度の広さ)、人口約777万人(2024年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は2,000米ドル(2024年、世界銀行)。


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