報道発表

東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の海洋放出に関するレビューのためのIAEA職員及び国際専門家の訪日

令和7年12月8日

 12月15日から19日にかけて、国際原子力機関(IAEA)職員及び国際専門家からなるIAEAタスクフォースが訪日し、東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の海洋放出に関する安全性及び規制面のレビューを行います。

 日本政府は、今後とも、IAEAへの必要な情報共有を継続するとともに、ALPS処理水の取扱いについて、国内外の一層の理解を醸成していくことに努めます。

(参考1)IAEAタスクフォースの構成

 IAEAタスクフォースには、独立した立場で参加するアルゼンチン共和国、英国、オーストラリア連邦、カナダ、大韓民国、中華人民共和国、フランス共和国、米国、ベトナム社会主義共和国、マーシャル諸島共和国、ロシア連邦出身の11名の国際専門家が含まれる。

(参考2)ALPS処理水

 ALPS処理水とは、東京電力福島第一原子力発電所の建屋内にある放射性物質を含む水について、多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System:ALPS)を含む複数の浄化設備により、トリチウム以外の放射性物質の濃度が安全に関する規制基準値を確実に満たすように浄化した水である。海洋放出に当たっては、トリチウムについても安全に関する規制基準値を十分に満たすよう、海水で大幅に希釈する。


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