報道発表

モルドバ共和国に対する無償資金協力「モルドバ公共テレビ・ラジオ局テレビ番組制作機材整備計画」に関する書簡の署名・交換

令和7年12月5日

 12月4日(現地時間同日)、モルドバ共和国の首都キシナウにおいて、山田洋一郎駐モルドバ共和国日本国特命全権大使とセルゲイ・ミホフ・モルドバ共和国外務次官(Mr. Serghei MIHOV, State Secretary, Ministry of Foreign Affairs of the Republic of Moldova)との間で、供与額1億9,200万円の無償資金協力「モルドバ公共テレビ・ラジオ局テレビ番組制作機材整備計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. モルドバは、ロシア連邦によるウクライナ侵略以降、多数のウクライナ人避難民を受け入れている一方で、偽情報の拡散やサイバー攻撃の脅威にさらされています。こうした中、モルドバ公共放送は、公用語であるルーマニア語によるニュースや教育・文化番組の拡充を通じて正確な情報発信に努めていますが、機材の老朽化が深刻であり、質の高い番組制作が困難であるほか、制作可能な番組数も限られていることが課題となっています。
  2. この協力は、モルドバ唯一の公共放送局である「Teleradio-Moldova」において、主に教育・文化番組チャンネルの改善に必要となる番組制作機材を整備することにより、同放送局の番組制作能力の強化を図り、もって同国における正確かつ質の高い情報の発信、教育・文化番組の拡充、ひいては国民統合意識の醸成に寄与するものです。

(参考)モルドバ共和国基礎データ

 モルドバ共和国は、面積3万3,843平方キロメートル(九州よりやや小さい)、人口約249万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は6,110米ドル(2023年、世界銀行)。


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