報道発表
モロッコ王国に対する円借款「ガルブ平野南東地域農業用水整備計画」に関する書簡の署名・交換
令和7年11月20日
11月20日（現地時間同日）、モロッコ王国の首都ラバトにおいて、中田昌宏駐モロッコ王国日本国特命全権大使と、ファウズィー・ルクジャア・モロッコ王国経済・財政大臣付予算担当特命大臣（H.E. Mr. Fouzi LEKJAA, Minister Delegate to the Minister of Economy and Finance in charge of the Budget of the Kingdom of Morocco）との間で、645.77億円を限度とする円借款「ガルブ平野南東地域農業用水整備計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- 対象案件の概要
モロッコにおいては、気温の上昇や干ばつの進行といった気候変動により、水資源への圧力が高まり、農業生産に与える悪影響が深刻化しています。本計画は、モロッコに対する融資を通じて、同国ガルブ地域の農業用幹線水路、ポンプ場等の建設及び付帯施設の機材調達等を行うことにより、水資源利用の効率化及び農業生産の増大・安定化を図り、もって同国における気候変動に適応した農業生産の推進に寄与するものです。 - 供与条件
金利：年2.20％（固定・基準）（コンサルティングサービス部分は年0.40％）
償還期間：30年（10年間の据置期間を含む）
調達条件：一般アンタイド
（参考）モロッコ王国基礎データ
モロッコ王国は、面積約44.6万平方キロメートル（日本の約1.2倍）、人口は約3,784万人（2023年、世界銀行）、一人当たり国民総所得（GNI）は3,700米ドル（2023年、世界銀行）。