報道発表

パキスタン・イスラム共和国に対する無償資金協力「ポリオ撲滅計画(UNICEF連携)」に関する書簡の署名・交換

令和7年11月19日

 11月18日(現地時間同日)、パキスタン・イスラム共和国の首都イスラマバードにおいて、赤松秀一駐パキスタン・イスラム共和国日本国特命全権大使と、アイアンサイド・パーニラ国際連合児童基金(UNICEF)パキスタン代表(Ms. Pernille IRONSIDE, United Nations International Children’s Fund Representative in the Islamic Republic of Pakistan)との間で、供与額5.15億円の無償資金協力「ポリオ撲滅計画(UNICEF連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. パキスタンは、基礎的な社会生活・福祉環境で多くの課題を抱えており、特に新生児死亡率は3.8%と世界で二番目に高い水準にあるなど、保健医療体制の強化が求められています。
    中でも、パキスタンは隣国のアフガニスタンと共に世界に2か国のみとなった野生株ポリオ・ウイルスの常在国であり、母子保健の脅威となっています。
  2. 本協力は、パキスタン政府がUNICEF等と協力して全国の5歳未満児を対象としたポリオの予防接種を実施する計画に対しポリオ・ワクチンを供与することにより、その撲滅を目指すものであり、もって同国における人間の安全保障の確保と社会の強靱化に寄与することを目的としています。本協力を通じ、我が国とパキスタンの友好関係の更なる強化に貢献することが期待されます。

(参考)パキスタン・イスラム共和国基礎データ

 パキスタン・イスラム共和国は、面積79万6千平方キロメートル(日本の約2倍)、人口2億4,149万人(2023年、国勢調査)、人口1人当たり国民総所得(GNI)1,430米ドル(2024年、世界銀行)。


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