報道発表
アフガニスタンに対する無償資金協力「国境地域における経済活動の促進による女性の生計向上計画(UNDP連携)」に関する書簡の署名・交換
令和7年11月19日
11月18日(現地時間同日)、アフガニスタンの首都カブールにおいて、正本謙一在アフガニスタン・イスラム共和国日本国大使館大使とスティーブン・ロドリケス国際連合開発計画アフガニスタン事務所代表(Mr. Stephen Rodriques, Resident Representative of UNDP Afghanistan)との間で、供与額8.64億円の無償資金協力「国境地域における経済活動の促進による女性の生計向上計画(UNDP連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- アフガニスタンでは、長期にわたる経済活動の低迷により失業率が増加しており、特に女性は、就業・就労が厳しい状況にあります。また、女性が営む中小零細事業の多くは、アフガニスタン国内のみで製品を販売しているため、停滞する国内の経済活動による影響を受け深刻な経済状況に置かれており、国外市場へのアクセス強化が課題となっています。
- この協力は、国外市場へのアクセスに優位性がある国境隣接地域において、女性が営む中小零細事業者に対する経済活動拠点の整備、金融アクセス改善及びコミュニティ啓発を支援します。この協力により、女性の経済活動の促進を図り、アフガニスタンにおける女性の生計向上に寄与することが期待されます。
- なお、この協力は、アフガニスタンへの人道支援を目的として実施するものです。
(参考)アフガニスタン基礎データ
アフガニスタンの面積は、約65万2千平方キロメートル、人口は4,224万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は約360米ドル(2023年、世界銀行)。

