報道発表

ペルー共和国に対する一般文化無償資金協力「プルチュコ博物館における調査・教育機材整備計画」に関する書簡の署名・交換

令和7年10月31日

 10月30日(現地時間29日)、ペルー共和国の首都リマにおいて、山元毅駐ペルー共和国日本国特命全権大使とウゴ・クラウディオ・デ・セラ・マルティネス・ペルー共和国外務大臣(H.E. Mr. Hugo Claudio DE ZELA MARTÍNEZ, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Peru)との間で、供与限度額8,000万円の一般文化無償資金協力「プルチュコ博物館における調査・教育機材整備計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. プルチュコ博物館は、1960年設立の中南米で最も古い総合的な博物館であり、織物、陶磁器、金銀銅の鉄器など、プルチュコ遺跡その他国内の幅広い地域から収集した文化財を展示するとともに、文化財の保存・研究を行っています。しかしながら、機材の劣化や不足により、適切な環境の下での展示や必要な保存・修復作業を十分に行うことができない状態が続いています。
  2. この協力は、プルチュコ博物館に対してデジタル技術を含む機材を供与することにより、プルチュコ遺跡と発掘物・収蔵物の先進的な研究、より適切な保全・管理、展示及び社会包摂的な歴史・文化教育の向上を図り、地域社会の発展に寄与するものです。また、我が国とペルーの友好関係の更なる強化に貢献することが期待されます。

(参考)ペルー共和国基礎データ

 ペルー共和国は、面積約129万平方キロメートル(日本の約3.4倍)。人口約3,385万人(2024年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は7,490米ドル(2024年、世界銀行)。


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