報道発表
日米交流の促進・相互理解の増進のためのプロジェクト(Student Educational Exchange and Dialogue(SEED)project)の実施(結果)
10月25日及び26日、長崎県佐世保市米海軍佐世保施設内のEJ キング・ミドル・ハイスクールにて「日米交流の促進・相互理解の増進のためのプロジェクト」(Student Educational Exchange and Dialogue(SEED)project)が開催されたところ、概要は以下のとおりです。
1 「日米交流の促進・相互理解の増進のためのプロジェクト」の狙い
在日米軍施設・区域が所在する地域において、地元の日本人の中高生と在日米軍関係者の子息である米国人の中高生が、文化・教育交流を通じて相互理解を深めるとともに、国際社会で活躍する人材を育成することを目的としています。
今般開催された米海軍佐世保施設での事業では、日米の中学・高校生約35名が交流しました。
2 概要
(1)学生によるプレゼンテーション
自己紹介する学生たち
両国の文化に関するクイズを考える学生たち
ア 1日目:10月25日(土曜日)
学生たちは、6つのグループに分かれ、クイズ形式で自国の文化を紹介し合い、英語と日本語でプレゼンテーション等を行いました。
プレゼンテーション準備の様子
プレゼンテーションの様子
イ 2日目:10月26日(日曜日)
学生たちは、「日米交流を考えよう」というテーマの下、地域資源や地域の魅力を活用した国際交流イベントについてグループで考え、英語と日本語でプレゼンテーションを行いました。
(2)閉会式(表彰式及び修了式)(10月26日(日曜日))
フォンテーン米海軍佐世保基地司令官と学生たち
修了証を受け取る参加学生代表者
日本側から、宮島大典佐世保市長、小川寛人外務省北米局日米地位協定室首席事務官等が、米側から、フォンテーン米海軍佐世保基地司令官(大佐)(Capt. Michael Fontaine, Commander, United States Fleet Activities Sasebo)、ギャンブルEJ キング・ミドル・ハイスクール校長(Ms. Jennifer Gamble, Principal, EJ King Middle High School)等が出席し、参加者全員の2日間の健闘を称え、挨拶を行いました。また、日本人学生の御両親も参加されました。
宮島佐世保市長と学生たち
(3)聖和女子学院でのスピンオフ企画
書道を通じて交流する学生たち
集合写真
SEED開催に先立つ10月24日(金曜日)夕刻、佐世保市内に所在する聖和女子学院において、「SEED PROJECT スピンオフ in Seiwa Joshi Gakuin」が開催され、茶道、着付、華道及び書道等の日本文化体験を通じて、日米の中学・高校生約50名が交流を深めました。
日本文化体験では、聖和女子学院高等部の生徒が講師となり、米側からはSEEDの開催校であるEJ キング・ミドル・ハイスクールの生徒が、日本側からは聖和女子学院の生徒が参加しました。
なお、同事業は、SEEDプロジェクトの一環として、外務省、米国防省教育部、聖和女子学院及び佐世保市若者活躍・未来づくり課の共催事業として実施されました。
3 参加した日米学生の所感(例)
(1)日本側の参加者
- 同年代のアメリカ人と接することは珍しいし、貴重なことだと感じました。普段通っている学校の英語の先生は皆年上なので、異言語を使う同年代の学生と接することは、とても刺激的でした。
- 偏見や異国に対するイメージを隔てない交流が、これからの両国の未来に必要になってくると感じました。
- 私は今回は3回目の参加でした。初めての参加の際に仲良くなったアメリカン・スクールの学生とは、プライベートで遊びに行くほど仲良くなることができました。また、英語を話すこと、英語で何かを表現し、伝えることへの抵抗がなくなりました。今回のイベントでは、最初は緊張しましたが、ランチタイムや2日目のグループワークでは、自分を出して英語を使いながら話すことができました。また来年も参加したいです。
(2)米側の参加者
記念撮影
- 今回のイベントを通じて、日本の学生と交流することができ、新しく日本人の友達を作り、新しい関係を築くことができたことがとても嬉しかったです。今回のイベントに参加して良かったです。
- 学校で習っている日本語を実践することができ、とても勉強になりました。今回のイベントで知り合った日本人の友達とまた会いたいです。
(参考)実施形態
- 共催:外務省、米国防省教育部(Department of Defense Education Activity(DoDEA))
- 後援:佐世保市教育委員会
- 開催協力:米海軍佐世保施設

