報道発表

日・パラオ外相会談

令和7年10月24日
アイタロー大臣と握手する茂木大臣
日・パラオ外相会談の様子

 10月24日、午前10時50分から約15分間、茂木敏充外務大臣は、訪日中のグスタフ・アイタロー・パラオ共和国国務大臣(Hon. Gustav AITARO, Minister of State, Republic of Palau)と外相会談を行ったところ、概要以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、アイタロー大臣の本年2回目の訪日を歓迎するとともに、パラオと日本は、「トクベツ」な関係を共有し、地理的、歴史的、戦略的に重要なパートナーである旨述べました。また、茂木大臣は、地域をめぐる戦略環境が一層複雑化する中、両国は法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持する上での重要なパートナーでもあり、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の実現に向けて連携していきたい旨述べました。
  2. 茂木大臣は、サイバー安全保障、観光産業、海底ケーブル敷設等の協力に言及しつつ、成田=パラオ間の定期直行便の運航開始を歓迎し、パラオへの日本人旅行者増加の一助となることに期待を示しました。茂木大臣からは、アンガウル島の集団埋葬地からの御遺骨帰還に触れ、遺骨収集事業に対するパラオの協力に謝意を述べました。
  3. また、茂木大臣は、太平洋諸島フォーラム(PIF)の来年の議長国であるパラオと連携しつつ、太平洋島嶼国との間で、信頼に基づく協力関係及び「キズナ」を一層緊密なものとし、共通の課題に共に取り組み、共に歩む考えを述べました。
  4. これに対し、アイタロー大臣は、日本政府及び国民のパラオに対する協力に感謝する旨述べつつ、両国の「トクベツ」な関係の更なる発展のため、茂木大臣と緊密に連携していきたい旨述べました。
  5. このほか、両外相は、地域情勢についても意見交換を行いました。

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