報道発表

日米交流の促進・相互理解の増進のためのプロジェクト(Student Educational Exchange and Dialogue(SEED)project)の実施(結果)

令和7年10月2日

 9月27日、沖縄県嘉手納飛行場内のリュウキュウ・ミドルスクールにて「日米交流の促進・相互理解の増進のためのプロジェクト」(Student Educational Exchange and Dialogue(SEED)project)の本年度の事業が開催されたところ、概要は以下のとおりです。

1 「日米交流の促進・相互理解の増進のためのプロジェクト」の狙い

 在日米軍施設・区域が所在する地域において、地元の日本人の中高生と在日米軍関係者の子息である米国人の中高生が、文化・教育交流を通じて相互理解を深めるとともに、国際社会で活躍する人材を育成することを目的としています。
 今般開催された嘉手納飛行場での事業では、日米の中学生約50名が交流しました。

2 概要

(1)学生によるプレゼンテーション

プレゼンテーション準備の様子
プレゼンテーション発表の様子

 学生たちは、学生たちは10グループに分かれ、自国の文化紹介等の活動を行った後、「日米交流イベントを考えよう」というテーマのもと、地域資源や地域の魅力を活用した国際交流イベントについてグループで考え、英語と日本語でプレゼンテーションを行いました。この場には佐喜眞宜野湾市長も出席しました。

(2)閉会式(表彰式及び修了式)

宮川大使(沖縄担当)からの挨拶
ロバート・アーネット司令官の挨拶

 日本側から、宮川学特命全権大使(沖縄担当)、渡久地政志北谷町長、高江洲実沖縄市教育委員会教育長、伊波保勝宜野湾市教育委員会教育長等が、米側からロバート・アーネット米嘉手納飛行場第18航空団副司令官(大佐)(Colonel Robert C. Arnett, Deputy Commander, 18th Wing Kadena Air Base)、クレイグ・マクシー米国防省教育部(DoDEA)太平洋支部南区(沖縄)副教育長(Mr. Craig Maxey, Community Superintendent, DoDEA Pacific South District)等が出席し、参加者全員の健闘を称え、挨拶を行いました。また、日本人学生の御両親にも参加していただきました。

表彰状を授与する渡久地北谷町長
表彰状を授与する高江洲沖縄市教育長
表彰状を授与する伊波宜野湾市教育長
記念撮影

(3)児童館での交流イベント

ティーンセンターでの様子
ティーンセンターでの記念撮影

 SEED終了後、希望者は嘉手納飛行場内の児童館「Teen Center」に移動し、スポーツや図画工作等のレクリエーションを通じて、更に交流を深めました。

3 参加した日米学生の所感(例)

(1)日本側参加者

  • 英語を習得できると今より視野が広がると思いました。今後は、読み書きに加え、会話を意識して英語を勉強していきたいです。
  • 英語やアメリカの文化にとても興味があったので、今回のイベントはとても楽しかったです。帰宅後、もっと他国の歴史や文化を学んだり、もっと英語を学びたいと思いました。次回のイベントにも参加したいです。

(2)米側参加者

  • 今回のイベントに参加したことで、言葉の壁があることを不安に思わなくなり、日本人の生徒との交流を楽しむことができました。
  • 日本人の生徒達とのグループワークを通じて、日本文化や日本語に対する理解を深めることができました。日本の人々と交流し、共に学ぶことができ、素晴らしいイベントでした。

(参考)実施形態

  • 共催:外務省、米国防省教育部(Department of Defense Education Activity(DoDEA)
  • 開催協力:沖縄市、嘉手納町、北中城村、宜野湾市、北谷町、嘉手納飛行場

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