報道発表
日米交流の促進・相互理解の増進のためのプロジェクト(Student Educational Exchange and Dialogue(SEED)project)の実施(結果)
9月20日及び21日、山口県岩国飛行場内のM.C.ペリー・ハイスクールにて「日米交流の促進・相互理解の増進のためのプロジェクト」(Student Educational Exchange and Dialogue (SEED) project)の今年度の事業が開催されたところ、概要は以下のとおりです。
1 「日米交流の促進・相互理解の増進のためのプロジェクト」の狙い
在日米軍施設・区域が所在する地域において、地元の日本人の中高生と在日米軍関係者の子息である米国人の中高生が、文化・教育交流を通じて相互理解を深めるとともに、国際社会で活躍する人材を育成することを目的としています。
今般開催された岩国飛行場での事業には、日米の中学・高校生約35名が参加しました。
2 概要
(1)学生によるプレゼンテーション
ア 1日目:9月20日(土曜日)
学生たちは6つのグループに分かれ、自国の文化を紹介し合い、英語及び日本語でプレゼンテーション等を行いました。
イ 2日目:9月21日(日曜日)


学生たちは、錦帯橋を訪れ、その歴史や伝統的な建築構造について学びました。岩国飛行場に戻った後、錦帯橋をPRするためのキャッチフレーズについてグループで考え、英語と日本語でプレゼンテーションを行いました。


(2)閉会式(表彰式及び修了式)


日本側から、福田良彦岩国市長、守山敏晴岩国市教育委員会教育長、高尾直外務省北米局日米地位協定室長等が、米側からケネス・ロスマン米海兵隊岩国飛行場司令官(大佐)(Colonel Kennth K. Rossman, Commanding Officer, Marine Corps Air Station Iwakuni)、エリン・グレイザック米国防省教育部(DoDEA)太平洋東地区副教育長(Ms. Erin Grazak, Community Superintendent, DoDEA Pacific East District Superintendent)等が出席し、参加者全員の2日間の健闘を称え、挨拶を行いました。また、日本人学生の御両親にも参加していただきました。
3 参加した日米学生の所感 (例)
(1)日本側参加者
- 普段は基地の人との交流の機会がなく、彼らのことをあまり知りませんでしたが、今回の機会を通じて互いを知り、友好関係を築くことができました。
- アメリカ人の学生とあまり関わる機会がないので、良い経験になりました。言語が違っても思いは同じであることも多く、関わりやすいと感じたので、これからは気軽に話しかけられると思います。
(2)米側参加者

- アメリカ人と日本人の生徒がこのように交流する機会をもてるのは、とても良いことだと思いました。錦帯橋では日本文化を学ぶことができ、とても楽しかったです。
- 文化交流のクイズでは日本について多くのことを学び、日本人の学生と話すのも楽しかったです。素晴らしい機会だったので、友達にも勧めたいと思います。
(参考)実施形態
- 共催:外務省、米国防省教育部(Department of Defense Education Activity(DoDEA))
- 開催協力:山口県岩国市、岩国飛行場