報道発表
日・スリランカ外相会談
令和7年9月30日


9月30日、午後1時15分から約45分間、岩屋毅外務大臣は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)賓客として訪日中のディサナヤケ・スリランカ民主社会主義共和国大統領に同行して訪日したウィジタ・ヘーラット・スリランカ民主社会主義共和国外務大臣(Hon. Vijitha HERATH, Minister for Foreign Affairs of the Democratic Socialist Republic of Sri Lanka)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、この会談には本年2月にスリランカを訪問した生稲晃子外務大臣政務官も同席しました。
- 冒頭、岩屋大臣から、ヘーラット外相の訪日を心から歓迎するとともに、両国の伝統的な友好関係に基づく「包括的パートナーシップ」の下、幅広い分野でスリランカとの協力を進めたい旨述べました。これに対し、ヘーラット外相は、日本側の歓迎に謝意を表明するとともに、幅広い分野での両国関係を更に強化していきたい旨述べました。
- 岩屋大臣から、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化することがこれまで以上に重要である旨述べつつ、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向けて連携したい旨述べました。また、スリランカに対する初のOSA(政府安全保障能力強化支援)としての警戒監視・災害対処用無人航空機(UAV)の供与等、安全保障面での協力を強化し、地域の安定と繁栄の実現に向けて両国で連携していきたい旨述べました。これに対し、ヘーラット外相は、債務再編など幅広い分野における日本側の支援に謝意を表明しました。
- このほか、両者は、核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする地域情勢や国際場裏における連携について意見交換を行い、ヘーラット外相からは拉致問題に関する理解を得ました。