報道発表

日・イスラエル外相電話会談

令和7年9月19日

 9月19日、午後5時45分から約25分間、岩屋毅外務大臣は、サアル・イスラエル国外務大臣(H.E. Mr. Gideon SA’AR, Minister of Foreign Affairs of the State of Israel)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣は、ハマスによるテロ攻撃を断固として非難し、ハマスは人質を解放し、武装放棄すべきだと強調した上で、イスラエル軍によるガザ市における地上作戦の拡大で多数の民間人犠牲者が生じていること、飢饉を含む既に深刻な人道状況の悪化、また、先般のカタール攻撃につき、我が国としてこのような事態を断じて容認できない旨を述べ、強く非難しました。
  2. また、岩屋大臣は、イスラエルのガザにおける軍事行動や西岸における入植及び併合に係る動きを受け、「二国家解決」の前提を崩しかねないという強い危機感が国際社会の間で益々広がっている旨を指摘した上で、「二国家解決」を支持する我が国の一貫した立場を強調しつつ、イスラエルに対して、「二国家解決」に逆行するいかなる一方的行為も即時停止することを求めました。これに対し、サアル外相から、イスラエルの立場につき説明がありました。
  3. 両外相は、引き続き中東をめぐる情勢について意思疎通を行っていくことで一致しました。

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