報道発表
シエラレオネ共和国に対する無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の署名・交換
令和7年9月19日
9月18日(現地時間同日)、シエラレオネ共和国の首都フリータウンにおいて、義本博司駐シエラレオネ共和国日本国特命全権大使(ガーナ共和国にて兼轄)とアミナタ・タール国際連合世界食糧計画(WFP)シエラレオネ事務所代表代理(Ms. Aminata TALL, Representative and Country Director a.i. of the World Food Programme in the Republic of Sierra Leone)との間で、供与額2.00億円の無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- シエラレオネは、継続的に発生している食料不足や価格高騰により、慢性的な食料危機の状況に陥っているほか、新型コロナウイルス感染症の影響による経済の悪化からの回復の遅れもあり、人口の82%(700万人以上)が食料不安を抱え、その18%(150万人以上)が深刻な状況にあります。
- この協力は、シエラレオネに対し、WFPを通じ食糧援助を実施することで、同国の食料安全保障及び栄養状態の改善等を目指すものです。
- 我が国は、本年(2025年)8月に開催した第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)において、食料安全保障強化・持続可能な農林水産業支援に取り組むことを表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)シエラレオネ共和国基礎データ
シエラレオネ共和国は、面積約7万17百平方キロメートル(日本の約5分の1)、人口864万人(2024年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は840米ドル(2024年、世界銀行)。