報道発表
第1回日・バーレーン外相戦略対話の開催
令和7年9月9日



9月9日、午前11時30分から約90分間、岩屋毅外務大臣は、訪日中のザヤーニ・バーレーン外務大臣(H.E. Dr. Abdullatif bin Rashid Al-Zayani, Minister of Foreign Affairs of the Kingdom of Bahrain)との間で、戦略対話の設立に関する共同宣言への署名式を行った上で、同宣言に基づき、第1回日・バーレーン外相戦略対話(協議及びワーキングランチ)を開催したところ、概要は以下のとおりです。
1 二国間関係
岩屋大臣から、両国は共に海洋国家として、法の支配、航行の自由、紛争の平和的解決といった諸原則の推進に取り組む重要なパートナーである旨述べた上で、両国の協力は、エネルギー分野を超えて、政治・安全保障、環境、情報通信技術、宇宙を含む幅広い分野へと拡大していることを歓迎しつつ、この関係を一層強化していくことへの強い期待を伝えました。
ザヤーニ外相は、今般、新たに立ち上げた外相戦略対話の下で両国の協力関係を一層強化していきたいとして、バーレーンは日本との協力をあらゆる分野で強化していく考えである旨述べました。
両外相は、昨年12月に再開された日・GCC・EPAの早期妥結に向けて協力していくことを確認しました。
2 地域・国際情勢
両外相は、イラン情勢、ガザ情勢、紅海情勢を含む中東情勢及びインド太平洋情勢について意見交換を行いました。両外相は、イラン核問題について、協議を通じた解決の重要性を改めて確認しました。また、国際情勢への対応等において、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。