報道発表
日・ガーナ外相会談
令和7年8月22日


8月22日、午前9時30分から約20分間、岩屋毅外務大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中のサムエル・オクジェト・アブラクワ・ガーナ共和国外務大臣(Hon. Mr. Samuel Okudzeto ABLAKWA, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Ghana)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から、8月6日にガーナで発生した事故により国防大臣及び環境大臣を含む8名が亡くなられたことに対する弔意を示しました。また、岩屋大臣から、まもなく野口英世博士の渡航100周年を迎えるとしつつ、今回の訪日が両国のパートナーシップを一層高める機会となることを期待する旨を述べました。これに対し、アブラクワ外相は、TICAD 9の成功に祝意を表しつつ、保健分野を含め、日本のTICADにおけるこれまでの取組を高く評価し、野口英世博士渡航100周年、外交関係樹立60周年、JICA海外協力隊派遣50周年となる2027年を見据え、二国間関係及び国際場裡での協力を一層強化していきたい旨を述べました。
- 岩屋大臣から、我が国によるインフラ分野での支援について言及するとともに、両国の経済関係の更なる発展のため、ビジネス環境の整備に向けた協力を要請しました。これに対し、アブラクワ外相は、インフラや農業分野を含め、これまでの日本の支援に謝意を表明するとともに、日本企業による一層の投資促進に向けて引き続き緊密に連携していきたい旨を述べました。
- また、両外相は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革といった地域情勢及び国際場裡の諸課題についても意見交換し、緊密に連携して対応していくことで一致しました。