報道発表

岩屋外務大臣とアルハボ・チャド共和国大統領府官房長官兼国務大臣との会談

令和7年8月22日
アルハボ官房長官と握手する岩屋大臣
岩屋大臣とアルハボ官房長官の会談の様子

 8月22日、午前9時から約20分間、岩屋毅外務大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中の、マハマト・アフマド・アルハボ・チャド共和国・大統領府官房長官兼国務大臣(H.E. Mr. Mahamat Ahmad ALHABO, Secretary General of the Presidency, State Minister of the Republic of Chad)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、チャドはサヘル地域、チャド湖周辺地域の平和と安定の要であるとした上で、スーダン等から避難民を受け入れる同国に敬意を表しつつ、チャドの開発と安定強化に向け、引き続き協力したい旨を述べました。これに対し、アルハボ官房長官は、このたびの訪日に際する日本側のおもてなしに謝意を述べ、日本のTICADにおけるこれまでの取組を高く評価するとともに、二国間関係の更なる発展及びサヘル地域の安定強化のため一層連携していきたい旨を述べました。
  2. 岩屋大臣から、チャドで実施された一連の選挙に言及しつつ、引き続き国内の対話の進展及び民主主義の定着に期待する旨を述べました。また、岩屋大臣から、避難民や受入れ地域に対する人道支援を実施中であると紹介しつつ、チャドを支えていく旨を述べました。これに対し、アルハボ官房長官は、これまでの日本の支援に謝意を表明するとともに、農業やエネルギーの分野を含め、日本企業の進出に期待を述べつつ、両国の友好関係を一層発展させていきたい旨を述べました。
  3. また、両者は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革といった地域情勢及び国際場裡の諸課題についても意見交換し、緊密に連携して対応していくことで一致しました。

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