報道発表

日・ガボン外相会談

令和7年8月21日
オナンガ・ママドゥ・ンディアイ外相と握手する岩屋外務大臣

 8月21日、午後5時30分から約25分間、岩屋毅外務大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中のレジ・オナンガ・ママドゥ・ンディアイ・ガボン共和国外務・協力大臣(H. E. Mr. Regis ONANGA MAMADOU NDIAYE, Minister of Foreign Affairs and Cooperation of the Government of the Gabonese Republic)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、ガボンにおいて、民政移管を経て大統領選挙が民主的かつ平和裡に実施されたことを歓迎する旨を述べました。これに対し、オナンガ・ママドゥ・ンディアイ外相は、今回の横浜での日本側のおもてなしへの謝意を述べるとともに、オリギ・ンゲマ大統領からのメッセージを伝えつつ、日本のTICADにおけるこれまでの取組を高く評価する旨述べました。また、同外相は、7月の大阪・関西万博でのガボンのナショナルデーの成功を踏まえ、二国間関係及び国際場裡での協力を一層強化していきたい旨述べました。
  2. 岩屋大臣から、司法分野の改善支援や、今般新たに実施を決定したマラリア検査機器の供与について言及しつつ、今後もガボンのニーズに沿った支援を実施していく旨を述べました。また、岩屋大臣から、同国における日本企業の投資拡大への期待を表明した上で、同国におけるビジネス環境の一層の整備に向けて協力を要請しました。これに対し、オナンガ・ママドゥ・ンディアイ外相は、これまでの日本の支援に謝意を表明するとともに、鉱物、木材、水力発電等の分野において、日本企業の一層の投資促進や、海洋法執行等の分野において引き続き緊密に連携していきたい旨を述べました。
  3. また、両外相は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革といった地域情勢及び国際場裡の諸課題についても意見交換し、緊密に連携して対応していくことで一致しました。

報道発表へ戻る