報道発表

日・カメルーン外相会談

令和7年8月21日
ンベラ・ンベラ外相と握手する岩屋大臣
日・カメルーン外相会談の様子

 8月21日、午後6時25分から約20分間、岩屋毅外務大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中のルジュンヌ・ンベラ・ンベラ・カメルーン共和国外務大臣(H.E. Mr. Lejeune MBELLA MBELLA, Minister of External Relations of the Republic of Cameroon)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、2002年のFIFAワールドカップ日韓大会の際にカメルーン代表チームが大分県をキャンプ地としたことが縁となり、大分県とカメルーンが特別な関係を築いていることを嬉しく思う旨述べました。また、岩屋大臣は、カメルーンは中部アフリカ経済通貨共同体(CEMAC)のGDPの4割を占めるなど、中部アフリカ経済の牽引役であるとした上で、地域の経済統合にとって鍵となる同国を後押ししていきたい旨を述べました。これに対し、ンベラ・ンベラ外相から、大分県はカメルーンにとって大切な友人である旨を述べました。また、同外相は、日本のTICADにおけるこれまでの取組を高く評価するとともに、二国間関係・国際場裡での協力を一層強化していきたい旨を述べました。
  2. 岩屋大臣から、日本による稲作及び水産業の振興に関する支援並びに食糧援助に言及しつつ、今後もカメルーンの産業強化や食料安全保障に協力していく旨を述べました。また、岩屋大臣から、同国で開催されたギニア湾ブルー・エコノミー国際会議の成功に祝意を伝えるとともに、我が国はギニア湾沿岸地域の海上法執行能力等の強化も支援していることに言及しました。これに対し、ンベラ・ンベラ外相から、教育、農業、水産、難民支援を始めとする経済・社会・人道分野でのこれまでの日本の支援に謝意が表明されるとともに、カメルーンにおける日本企業による投資の更なる促進や、様々な分野における更なる協力拡大について期待が示されました。
  3. また、両外相は、国際場裡の諸課題に連携して対応していくことを確認しました。

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