報道発表
日・南アフリカ外相会談
令和7年8月21日


8月21日、午後1時05分から約20分間、岩屋毅外務大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中の、ロナルド・ラモラ・南アフリカ共和国国際関係・協力大臣(Hon. Mr. Ronald LAMOLA, Minister of International Relations and Cooperation of the Republic of South Africa)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から、G20議長国としての南アフリカのリーダーシップに敬意を表しつつ、TICAD 9の成果を踏まえ、G20ヨハネスブルグ・サミットの成功に向けて連携していきたい旨を述べました。これに対し、ラモラ大臣は、今回の訪日の日本側のおもてなしへの謝意を述べるとともに、TICAD 9の成功裡の開催を歓迎しました。また、同大臣は、貿易や投資の分野を始めとして、二国間関係を一層発展させていきたい旨を述べるとともに、G20を含め、国際場裡での協力を更に発展させていきたい旨述べました。
- 岩屋大臣から、海上自衛隊との親善訓練等の活発な防衛交流を歓迎するとともに、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて連携したい旨を述べました。また、岩屋大臣から、現実的な形でのエネルギー移行の重要性に言及しつつ、脱炭素に関する協力文書の策定を歓迎する旨を述べました。さらに、岩屋大臣から、日本企業の安定的な企業活動が可能となるよう協力を求めました。これに対し、ラモラ大臣は、防衛やエネルギーの分野で更に協力を発展させていきたい旨述べました。また、同大臣は、11月のG20ヨハネスブルグ・サミットの成功に向け、両国間でよく連携していきたい旨述べました。
- また、両外相は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革といった地域情勢及び国際場裡の諸課題についても意見交換し、緊密に連携して対応していくことで一致しました。