報道発表
日・コートジボワール外相会談
令和7年8月21日


8月21日、午前10時から約15分間、岩屋毅外務大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中のカク・ウアジャ・レオン・アドム・コートジボワール共和国外務・アフリカ統合・在外自国民大臣(H.E. Mr. Kacou Houadja Léon ADOM, Minister of Foreign Affairs, African Integration and Ivorians Abroad of the Republic of Côte d’Ivoire)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から、高い経済成長を続け、西アフリカ仏語圏のゲートウェイとして地域経済を牽引するコートジボワールとの二国間関係を更に高いレベルに引き上げたい旨を述べました。これに対し、アドム大臣は、インフラ分野を含め、日本のTICADにおけるこれまでの取組を高く評価し、二国間関係及び国際場裡での協力を一層強化していきたい旨を述べました。
- 岩屋大臣から、昨年末の日・アフリカ官民経済フォーラム等を通じ、日本企業のコートジボワールへの関心が着実に向上していることに触れつつ、日本企業による投資拡大に向けた良好なビジネス環境の維持・改善への協力を求めました。また、岩屋大臣から、インフラ整備を通じ、地域の連結性強化に注力していく旨述べるとともに、JICA海外協力隊(JOCV)の派遣再開や、国際交流基金による日本映画祭・音楽公演、日本語専門家の派遣を予定しており、人的交流や相互理解の深化を期待する旨を述べました。これに対し、アドム大臣は、これまでの日本の支援に謝意を表明するとともに、西アフリカ地域の平和と安定に関する両国の協力の更なる発展への期待を述べました。両大臣は、両国関係の重要性を踏まえ、二国間政策協議の実施についても具体的に進めていくことで一致しました。
- また、両大臣は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革といった地域情勢及び国際場裡の諸課題についても意見交換し、緊密に連携して対応していくことで一致しました。