報道発表
日・ナイジェリア外相会談
令和7年8月20日


8月20日、午後4時20分から約25分間、岩屋毅外務大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中のユスフ・トゥガー・ナイジェリア連邦共和国外務大臣(H.E. Ambassador Yusuf TUGGAR, Minister of Foreign Affairs of the Federal Republic of Nigeria)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から、民主主義、法の支配等の価値・原則を共有する、アフリカのリーダーたるナイジェリアとの間で、経済分野やグローバルな課題解決に向け、協力を深めていきたい旨を述べました。これに対し、トゥガー外相は、日本のTICADにおけるこれまでの官民での取組を高く評価するとともに、経済分野や気候変動分野、更には国際場裏での二国間協力を一層強化していきたい旨を述べました。
- 岩屋大臣から、スタートアップ分野に関するナイジェリアとの協力を強化したい旨を述べるとともに、国際保健分野等での協力について言及しました。これに対し、トゥガー外相は、これまでの日本の対ナイジェリア支援への謝意とともに、ビジネスや国際場裏での協力を含む二国間関係を深化させていきたい旨述べ、鉱物分野、AI分野での人材育成、漁業等の分野でも協力していきたい旨述べました。また、トゥガー外相は、スタートアップ振興や経済統合等を継続し、日本からの投資を呼び込むことへの期待を述べました。
- また、両外相は、核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革といった地域情勢及び国際場裡の諸課題に連携して対応していくことを確認しました。