報道発表

日・マラウイ外相会談

令和7年8月20日
握手をする岩屋外務大臣とテンボ・マラウイ外務大臣
岩屋外務大臣とテンボ・マラウイ外務大臣の会談の様子

 8月20日、午後5時58分から約20分間、岩屋毅外務大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中の、ナンシー・テンボ・マラウイ共和国・外務大臣(Hon. Ms. Nancy Tembo, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Malawi)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、マラウイへのJICA海外協力隊の派遣数の累積が1,800名を越え、世界最多であることに言及した上で、今後も若者が二国間の架け橋として活躍することを期待する旨を述べました。これに対し、テンボ大臣は、協力隊によるマラウイへの貢献への謝意を表明するとともに、長年にわたり築かれた良好な二国間関係をさらに発展させていきたい旨を述べました。
  2. 岩屋大臣から、ザンビア、マラウイ、モザンビークからインド洋へと繋がるナカラ回廊地域を対象とした新たな広域の包括的な協力の立ち上げを決定した旨を述べた上で、輸送インフラの整備や周辺地域の産業振興を支援していく旨を述べました。また、岩屋大臣から、近年の洪水や干ばつによる深刻な食糧不安を踏まえ、マラウイに対する食糧援助の実施を決定した旨を述べました。これに対し、テンボ大臣は、一村一品運動について触れつつ、これまでの日本の支援に謝意を表明しました。その上で、テンボ大臣は、地域統合、インフラ、鉱物、農業といった分野における協力への期待について述べつつ、日本からの投資増大を含む経済関係の強化を始め、二国間関係を一層強化していきたい旨を述べました。
  3. また、両外相は、核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革といった地域情勢及び国際場裡の諸課題に連携して対応していくことを確認しました。

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