報道発表
日・セーシェル外相会談
令和7年8月20日


8月20日、午前11時50分から約15分間、岩屋毅外務大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中の、ルイ・シルベストル・ラデゴン・セーシェル共和国外務・観光大臣(H.E. Mr. Louis Sylvestre RADEGONDE, Minister for Foreign Affairs and Tourism of the Republic of Seychelles)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から、昨年に続くラデゴン大臣の訪日を歓迎しつつ、海賊対策の取組を始め、地域の平和と安定に向け貢献するセーシェルと、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の実現に向け一層協力していきたい旨を述べました。これに対し、ラデゴン大臣は、海洋安全保障分野をはじめとする様々な分野での長年にわたる我が国との協力関係を高く評価している旨を述べました。
- また、岩屋大臣から、両国の高校生による相互訪問等、TICAD 9の重要テーマである若者間の交流に言及しつつ、来年の外交関係樹立50周年も見据え、二国間の交流にさらに弾みをつけたい、また、セーシェルの大阪・関西万博ナショナルデーの成功を期待する旨を述べました。これに対し、ラデゴン大臣は、海洋法執行や観光を含む分野での協力に期待を示しつつ、日本とセーシェルの長年にわたる良好な関係をより一層強化したい旨を述べました。
- 両外相は、核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革といった地域情勢及び国際場裡の諸課題に連携して対応していくことを確認しました。