報道発表
タジキスタン共和国に対する無償資金協「人材育成奨学計画」に関する書簡の署名・交換
令和7年8月15日
8月15日(現地時間同日)、タジキスタン共和国の首都ドゥシャンベにおいて、古田恵子駐タジキスタン共和国日本国特命全権大使と、シロジッディン・ムフリッディン・タジキスタン共和国外務大臣(His Excellency Mr. Sirojiddin MUHRIDDIN, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Tajikistan)との間で、総額3.24億円を限度とする無償資金協力「人材育成奨学計画」(若手行政官等の留学プログラム)に関する書簡の署名・交換が行われました。
- タジキスタンでは行政改革を含む様々な取組が進められており、こうした取組を円滑かつ確実に実施していくためには、制度の構築・改善に向けた若手行政官等の行政能力の更なる向上及び人材育成が急務になっています。
- この協力は、タジキスタンの若手行政官等が、我が国で学位(修士)を取得するために必要な学費等を支援するものです。この協力により、令和8年度に、タジキスタンの若手行政官等が同国の開発や発展に必要な各分野の専門的知識を我が国で習得し、帰国後、同国政府の政策立案等に貢献することが期待されます。また、この協力を通じて育成された人材が、我が国とタジキスタンの相互理解の深化や友好関係の更なる強化に貢献することが期待されます。
- 我が国は、2022年(令和4年)12月、「中央アジア+日本」対話・第9回外相会合において、自由で開かれた中央アジアにおける持続可能な発展を達成するため、「人への投資」と「成長の質」を重視した新しいモデルに沿った協力を確立し発展させることを表明しました。今回の協力は、この双方を具体化するものです。
(参考)タジキスタン共和国基礎データ
タジキスタン共和国は、面積約14万2,600平方キロメートル(日本の約40%)、1,080万人(2025年:国連人口基金)、1人当たり国民総所得(GNI)は 1,650米ドル(2024年、世界銀行)。